早くもトップチームでのベンチ入りを果たす シティに加入したN...の画像はこちら >>

トップチームの試合でベンチ入りを果たしたカイキ photo/Getty Images

リザーブチームでは既に結果を残している

6-3と両チーム通じて計9ゴールが生まれたマンチェスター・シティレスター・シティの一戦は前半に4得点を挙げ、大きなリードを奪ったシティの勝利となった。レスターの反撃もあったが、アイメリック・ラポルト、ラヒーム・スターリングのゴールで再び突き放しており、難敵レスターに対してシーズンダブルを達成している。



そんな快勝となったレスター戦だが、珍しい選手がベンチ入りを果たした。2021年の4月に加わったFWカイキだ。当初の予定では2022年となる今冬での加入といわれていたが、既にチームに合流しており、U-23の選手が集まるリザーブチーム(EDS)でプレイしている。

ブラジルのフルミネンセで頭角を現し、NEXTネイマールと騒がれていたカイキ。右サイドにポジションを置く左利きのドリブラーであり、EDSではここまで6試合に出場、2ゴール2アシストと数字を残している。ドリブルを攻撃の軸とする選手だが、中央にポジションを取ってポストプレイからビルドアップに参加するなど、ゲームメイカー要素も強い選手であり、プレイのバリエーションが広いタイプだ。18歳と若い選手だが、ベンチ入りしたということは指揮官であるジョゼップ・グアルディオラからの期待の表れだといえる。

カイキへの期待はやはり、母国の先輩であるガブリエウ・ジェズスのような選手になることだ。シティは有望な若手を獲得することは多いが、シャルケでプレイしている日本代表の板倉滉のようにすぐにレンタルに出す場合はほとんどだ。しかし、カイキはシティに残ってプレイしており、今後はローンに出さず、自分たちで育てる考えなのか。

パリ・サンジェルマンで活躍するネイマールやシティの先輩であるジェズスといった偉大な選手と比較されているカイキ。トップチームデビューはまだ先になるといえるが、今後シティの前線をけん引する存在になるのだろうか。

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