浦和では2試合の出場となった photo/Getty Images
北欧でもプレイした木下
浦和レッズから水戸ホーリーホックへ“逆輸入ストライカー”が加入となった。長身を武器とした新たなエース候補はJ2でどのような存在感を見せつけるだろうか。
水戸へと加入となった木下康介は、横浜FCユースから2013年にフライブルクU-19へと移籍して海を渡る。翌年からはBチームも経験すると2016年にFC08ホンブルクへ加入。翌年からはスウェーデンのハルムスタッズBKでプレイすると、2年目には2部で29試合13ゴールをマークする。
その後はベルギーのシント・トロイデンやノルウェーのスターベクを経て昨年途中に浦和へ加入した。190cmの長身を武器に前線で起点となれるだけでなく、運動量豊富に走り回り前から積極的にプレッシングをかけることができる。しかし昨季はキャスパー・ユンカーや興梠慎三に代わる新たな得点源として期待されるも、わずか2試合の出場にとどまった。
J2の舞台で彼はどんなプレイを見せてくれるだろうか。水戸は昨シーズンチームトップの12ゴールを挙げた中山仁斗がベガルタ仙台へと移籍しており、新たなエースの獲得が急務だった。木下が大暴れすることができれば、彼の穴を埋める貴重な存在となるだろう。自らが得点するだけでなく最前線で起点となり、2列目の選手たちをより有効活用できればアタッカー陣の得点数の増加も見込めるはずだ。北欧からの“逆輸入ストライカー”の新シーズンに期待だ。