今回の代表戦でも出番が回ってくることが予想される photo/Getty Images
そろそろ森保監督からの期待に応えたいところ
2022年に予定されているワールドカップ・カタール大会に出場すべく、アジア最終予選を戦っている日本代表。22日には日本サッカー協会から中国戦、サウジアラビア戦の2試合を戦う23名が発表された。
いってしまえば代わり映えのないメンバーとなったわけだが、ここまであまり自身の良さを見せられていない選手からすれば、再びチャンスが巡ってくることになる。サウジアラビア戦では失点に直結してしまうミスを犯してしまった柴崎岳(29)は名誉挽回のチャンスを得た。
鹿島アントラーズでプロとしてのキャリアを築き、現在はスペインのレガネスでプレイする柴崎。今季はリーグ戦で20試合に出場しており、プレイタイムは1601分を記録している。この数字はチームで上から3番目の数字であり、レガネスでの充実具合がうかがえる。
森保ジャパンで見たい彼の武器はミドルシュートやスルーパスなど、攻撃面で違いを生む正確なキックだ。田中碧や守田英正、遠藤航のような中盤の選手と比べ、プレイ全体の安定感はないが、一発で局面を変えることができるキックは今の代表にない数少ない武器である。
また、今回もだが[4-3-3]とした際にインサイドハーフでプレイできる選手が田中、守田、原口、柴崎の4人しかおらず、ここまでの起用法から見ても出番が回ってくる可能性は高い。
ここまで6試合を消化して5得点と決定力不足に悩んでいる日本代表。そこに柴崎の攻撃力が中盤に加われば、改善する可能性はあり、サウジアラビア戦のミスを帳消しにする活躍を柴崎に期待したい。