アジア最終予選でもチームを引っ張る伊東純也 photo/Getty Images
2022年は伊東こそ日本サッカー界の主役だ
柏レイソルを離れて3年。日本代表FW伊東純也は、ベルギーの地で確固たる地位を築いた。
日本代表ではアジア最終予選における救世主となっているが、それはヘンクでも変わらない。加入から128試合こなし、26得点40アシストの成績を残しているのだ。ベルギー『Voetbalnieuws』も、伊東を「ベルギーリーグでは群を抜いて最高のウイングの1人」と絶賛する。
気になるのは今後のキャリアだろう。同メディアは同じヘンクでゴールを量産する27歳のナイジェリア代表FWポール・オヌアチュや、センターバックを務める23歳のジョン・ルクミなど、主力数名が今季終了後に他クラブへステップアップする可能性があると見ている。
成績では伊東も5大リーグ挑戦にふさわしいと言えるが、今のところ具体的なオファーはないという。柏を離れた時点で20代後半に入っていたことが影響しているのか、年齢的に5大リーグへのステップアップは簡単ではないのだろう。
ただ、今年はワールドカップがある。2018年にはワールドカップ・ロシア大会でも活躍したMF乾貴士が30歳でレアル・ベティスへ移籍したこともあり、伊東もワールドカップでのアピール次第では人気が上昇するかもしれない。
まずはワールドカップ出場権を確実にしたいところだが、カタールの地で伊東の爆発的な突破は世界を驚かせるのか。そのスピードだけでも世界に衝撃を与えられるはずで、2022年は伊東の1年となるかもしれない。