柴戸の存在が浦和の中盤の強度を増した photo/Getty Images
川崎戦では岩尾と柴戸がボランチコンビに
今シーズン、徳島ヴォルティスから浦和レッズへレンタル移籍した岩尾憲。リカルド・ロドリゲス監督の愛弟子として徳島で存在感を発揮した男は、富士フイルム・スーパーカップで川崎フロンターレを倒した浦和でも中盤で輝きを放った。
そんな岩尾の影響によって、今季さらなる進化を見せてくれそうな男が柴戸海だ。浦和に加入して5年目を戦うボランチは、昨季限りで引退した阿部勇樹の22番を背負う決意を見せた。
そんな柴戸は川崎戦で岩尾と2ボランチを組むと、自身の持ち味を活かして存在感を示す。岩尾が的確なポジショニングで空いたスペースをカバーすることによって、柴戸は武器である守備を遺憾なく発揮。ボールを刈り取る役目を徹底し、まるでチェルシーのエンゴロ・カンテのようなボール奪取能力でインターセプトを繰り返した。
さらに今試合では両チーム最多となる総走行距離「12.158km」を記録。誰よりも走り切り、動き回った柴戸が、今季は司令塔である岩尾の隣で守備に徹底することが可能なのだ。昨季大きな成長を見せた柴戸だが、岩尾の加入によって能力がさらに引き出されることとなりそうだ(データはJリーグ公式より)。