パリ・サンジェルマンでプレイを続けてきたネイマール photo/Getty Images
バルセロナ時代より稼働率は落ちている
結果だけでは判断できないが、ネイマールがバルセロナを離れてパリ・サンジェルマンへ向かったのは正解だったのだろうか。
ネイマールの理想としてはパリの王様としてチームをチャンピオンズリーグ制覇へ導きたいはずだが、2017年の加入からその目標はまだ叶っていない。
成績以外で気になる点があるとするなら、怪我だ。バルセロナ時代のネイマールは2014-15、2015-16、2016-17シーズンと3季続けてリーグ戦30試合以上、シーズン全体では45試合以上をこなすことができていた。
しかし、パリへ移籍してからは1度もリーグ戦30試合以上に出場したシーズンはない。今季も怪我で離脱していた期間があったが、チャンピオンズリーグ決勝トーナメントを迎えるタイミングで負傷離脱していたことは過去にもあった。
以前パリのチームメイトであるキリアン・ムバッペも口にしていたが、リーグ・アンにはフィジカル自慢のDFも揃っている。リーガ・エスパニョーラよりフィジカルコンタクトは激しいと見ることもでき、ネイマールのようなドリブラーにとっては怪我のリスクがつきまとう。
パリでは足首、第5中足骨などを傷めており、思うように稼働できていないのもパリ移籍を大正解と判断しづらいポイントではある。今季も納得のいくシーズンではないだろう。
今年2月には30歳を迎え、もうベテランの領域に入りつつある。パリでは5シーズン過ごしてきたが、100%満足できる5年間ではないか。