コパ・アメリカ2019では活躍したエヴェルトン・ソアレス photo/Getty Images
セレソンでは構想に入り切れていない
ブラジル代表の優勝で幕を閉じた2019年のコパ・アメリカ。この大会では絶対的エースのネイマールが負傷で離脱していたのだが、その穴を埋めて大ブレイクしたのがFWエヴェルトン・ソアレスだった。
当時ブラジル国内のグレミオでプレイしていたソアレスは、この大会で3得点2アシストと活躍。世界の注目を集め、1年後の2020年夏にポルトガルの名門ベンフィカへと移籍した。
グレミオから一気に5大リーグへ向かうことも出来たはずだが、ベンフィカも悪い選択肢ではない。ポルトガルでの活躍から5大リーグへの道を切り開くのもありだ。
しかし、最近のソアレスはあまり話題になっていない。今季もベンフィカでは主力としてプレイできているが、リーグ戦の成績は3得点5アシストと物足りない。チャンピオンズリーグでも9試合に出場したが、こちらは0得点0アシストだ。
ブラジル代表の方ではヴィニシウス・ジュニオール、アントニー、ハフィーニャらの台頭もあり、昨夏のコパ・アメリカ2021以降は招集されていない。南米予選でも構想外となっており、現状のままではワールドカップ・カタール大会行きも危ないだろう。
ポルトガル『A Bola』によると、そんなソアレスに注目しているのはイングランド・プレミアリーグで必死の残留争いを繰り広げるエヴァートンだ。
現状は上位クラブと言えないが、本来はプレミアリーグでもTOP10を狙えるクラブではある。26歳を迎えているソアレスも5大リーグ参戦に関心はあるはずで、2年過ごしたベンフィカからのステップアップも考えたい。
残念ながらビッグクラブを惹きつけるキャリアとはなっていないが、ソアレスに動きはあるのか。セレソンでもコパ・アメリカ2019以降は得点がなく、結局はあのコパ・アメリカ2019のみのブレイクとなってしまっている。