ブラジル代表のエース・ネイマール photo/Getty Images
TOP10に入ってくる平均得点数
果たして日本代表はブラジル代表の大エース・ネイマールを抑えられるだろうか。2013年のコンフェデレーションズ杯など日本は何度かネイマールに手痛くやられており、6日のブラジル戦へ向けて当時の嫌な記憶を思い出している人もいるだろう。
クラブの方ではパリ・サンジェルマンへ移籍してから批判を浴びることもあるが、ブラジル代表でのネイマールは常に特別な存在だ。2日に行われた韓国戦でもPKから2ゴールを挙げていたが、恐ろしいのはセレソンでの得点関与率だ。
ネイマールはここまでブラジル通算118試合に出場し、73ゴールを記録。1試合平均得点は0.62点となっており、これは21世紀以降の代表戦ランキングでは堂々7位の数字なのだ(『GIVE ME SPORT』より)。
7位といっても、各国の選手それぞれ出場試合数が違うため単純な比較は難しい。ただ、ネイマールが21世紀に入ってから代表戦で世界最高に近い得点率を叩き出しているのは事実だ。
このランキングのTOP10を見てみると、順位はこうなる。
10位:ディディエ・ドログバ(元コートジボワール代表/106戦65ゴール/1試合平均0.61ゴール)
9位:アレクサンダル・ミトロビッチ(セルビア代表/71戦44ゴール/0.62ゴール)
8位:ディミタール・ベルバトフ(元ブルガリア代表/78戦48ゴール/0.62ゴール)
7位:ネイマール(ブラジル代表/118戦73ゴール/0.62ゴール)
6位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表/185戦115ゴール/0.62ゴール)
5位:ダビド・ビジャ(元スペイン代表/98戦63ゴール/0.64ゴール)
4位:セルジュ・ニャブリ(ドイツ代表/31戦20ゴール/0.65ゴール)

イングランド代表ではケインがゴールを量産 photo/Getty Images
3位:ロメル・ルカク(ベルギー代表/101戦68ゴール/0.67ゴール)
2位:ハリー・ケイン(イングランド代表/69戦49ゴール/0.71ゴール)
1位:アーリング・ハーランド(ノルウェー代表/18戦16ゴール/0.89ゴール)
試合数的にトップのハーランド、31戦出場のニャブリはカウントしづらいところがあるが、TOP10の中ではではネイマールがロナウドに次いで2番目に多い代表戦をこなしている。その中で高い平均得点数を維持しているのは見事と言えよう。
得点ペースでは2010年のワールドカップ・南アフリカ大会制覇に貢献したビジャ、2018年のワールドカップ・ロシア大会で得点王を獲得したケインあたりもさすがだ。
この数字を見るだけでも代表戦モードのネイマールを抑えるのがいかに困難か分かってくるが、日本は韓国を5-1のスコアで粉砕してきたブラジル相手にどこまで耐えられるのか。究極の腕試しだ。