予想覆す柏レイソルが4位でシーズンを折り返す チームを支えるのは“デュエル王”新10番マテウス・サヴィオ
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柏レイソルで輝くマテウス・サヴィオ photo/Getty images

その存在感は圧倒的だ

2022年のJ1リーグは17節までが終了し、次節18節から後半戦がスタートすることになる。上位3クラブは横浜F・マリノス鹿島アントラーズ川崎フロンターレと例年通りだが、4位柏レイソルは今季最大のサプライズといっていいだろう。

クリスティアーノ、瀬川祐輔、仲間隼斗らオフシーズンに主力の大量放出があった柏。小屋松知哉や中村慶太らの獲得はあったが、主力が抜けた穴は大きくシーズン前に柏の上位進出を予想した人は少ないだろう。だが、17試合で15失点とアビスパ福岡サンフレッチェ広島に続くリーグで3番目に少ない失点数を誇る堅守を武器に勝ち点を積み重ねている。

18日のヴィッセル神戸戦では橋本拳人に先制ゴールを許すも、焦らず3ゴールを決めて3-1で逆手勝利を掴んだ。このゲームで見られた柏の強さは前述した堅守と戦況に応じた攻守の切り替えが徹底されている点だ。攻める時、守る時の意識が統一されており、矢印が曖昧にならないことで神戸を圧倒している。

とくに目立つ活躍を披露したのがMFマテウス・サヴィオだ。今季から10番を背負う新エースで、全17試合で先発している柏の中心人物だ。ボールを持てば個人で打開することが可能なほど能力が高く、柏が押し込まれたとしても中盤にいるサヴィオにボールを渡せばボールが前進する。相手を押し込んだ際は崩しのアイデアを見せるなど攻撃の幅が広く、6ゴールはU-23アジアカップに参加していた細谷真大と並んでチーム得点王だ。

サヴィオは守備でも輝ける万能な中盤戦士だ。51分のアンドレアス・イニエスタからボールを奪取したシーンにサヴィオの守備意識の高さが現れており、このゲームでの存在感はイニエスタ以上だったか。球際の強さはチーム内でも抜けており、デュエル勝利数79回はリーグ5番目、柏では47回の三丸拡に大きな差をつけてチームトップの数字を残している。

シーズン前の下馬評を覆し、勝ち点30で4位にいる柏。次節は前半戦3-1で破った首位F・マリノスとぶつかることになる。前回対戦ではカウンターが刺さったが、25日の上位対決を制するのはどちらになるのだろうか(データは『SofaScore』より)。