フラメンゴでプレイするペドロ・ギリェルメ photo/Getty Images
W杯へセレソンの気になるCF事情
かつてのロナウドやアドリアーノのインパクトが強すぎることもあるが、ブラジル代表の課題となり続けてきたのがセンターフォワードだ。
このポジションは今のセレソンも固定されているわけではなく、ガブリエウ・ジェズス、ロベルト・フィルミーノ、国内からガブリエウ・バルボサ、フッキ、あるいはネイマールをセンターフォワードに配置する案など、本大会で監督チッチがどんなシステムを組んでくるのか注目されている。
そこに米『ESPN』が提案したのが、国内の名門フラメンゴでプレイする25歳のFWペドロ・ギリェルメだ。
そこまでメジャーな存在ではないだろう。2019年にはイタリアのフィオレンティーナへ移籍したのだが、プレイタイムは僅か59分で終了。半年後の2020年冬にはフラメンゴへ移籍することになり、欧州挑戦が一瞬で終わってしまった選手でもある。
代表では2020年の南米予選で1試合だけプレイしているが、それ以降は招集されていない。今のところチッチの構想には入っていないだろう。
しかし、ペドロは7日に行われたリベルタドーレス・ベスト16のトリマ戦2ndレグで4ゴールと大暴れするなど、国内ではまずまずの成績を残している。あまりスピードのある方ではないが、185cmとサイズもある。純粋なセンターフォワードであり、同メディアがペドロを代表へプッシュする理由はそこにある。
スタメンに入るのは難しいかもしれないが、サブとしては興味深い存在だろう。このトリマ戦ではガビゴルことガブリエウ・バルボサもゴールを沈めており、チッチが国内で活躍するストライカーをカタールへ呼ぶのか注目される。