邦本のさらなる活躍はあるか photo/Getty Images
ACLでは横浜FMと対戦
韓国で結果を残しながら問題によってチームを離れることとなった男は再起を期してポルトガルで輝きを放っている。カーザ・ピアで主力として活躍する邦本宜裕である。
浦和レッズユース出身の邦本は2013年に16歳の若さで天皇杯3回戦のモンテディオ山形戦に出場。豪快なシュートを叩き込み、ゴールを奪うなど将来を嘱望されるプレイヤーだった。しかし翌年にチームを退団すると、2015年にアビスパ福岡へ加入。J1昇格を果たした2016年にはレギュラーを争う存在となり、公式戦28試合4得点を記録した。
しかし2017年にクラブ内で秩序風紀を乱す行為があったとしてチームを退団。18年にはKリーグの慶南FCへ加入すると初年度から35試合5ゴールを決めるなど、主力として活躍する。2020年にはKリーグ3連覇中の全北現代モータースへ引き抜かれると、ここでも2年間で公式戦80試合以上に出場し、昨季はMFでベストイレブンの候補となるなど、韓国で評価を高めていく。
そんな矢先、2022年7月に飲酒運転で逮捕され、5日後にクラブを退団となる。またも自身の問題行動によってクラブを離れた邦本は、プリメイラリーガへと昇格したカーザ・ピアで新たなシーズンを戦っている。今季欧州初挑戦ながら先発に名を連ね、4試合1得点1アシストと結果を残してチームに貢献しているのだ。
自らの行動によって複数クラブを退団となっている邦本。しかしどのクラブでもレギュラーを勝ち取るなど実力は確かだ。