アストン・ヴィラで奮闘するコウチーニョ photo/Getty Images
昨季後半戦は良かったが……
ブラジル代表で再び主力となることは出来るだろうか。今冬に加入したアストン・ヴィラで懸命にもがいているのがMFフィリペ・コウチーニョだ。
4年前のロシア大会でブラジルはベスト8まで進んでいるが、当時はコウチーニョとネイマールが攻撃の軸だった。コウチーニョはロシア大会でゴールも決めており、2018年夏時点での状態は非常に良かった。
ペースが乱れたのはバルセロナへ移籍してからで、苦しい旅はかなり長く続いた。今冬にスティーブン・ジェラード率いるアストン・ヴィラにレンタル移籍したことで復活へのきっかけを掴んだかに思われたのだが、今季は開幕から7試合で0ゴール0アシストと良いところがない。時間にすると350分間0ゴール0アシストだ。
開幕2試合はジェラードもコウチーニョを先発に据えていたが、そこからはベンチスタートも増えた。今月発表されたブラジル代表メンバーにコウチーニョの名前はなく、現在のブラジルは中盤から前線にかけて4年前よりもタレントが揃っている。まずはアストン・ヴィラで決定的な働きを見せないことには、今のセレソンに割って入るのは難しいだろう。
昨季後半戦はアストン・ヴィラで復調の兆しを見せていたのだが、一瞬の輝きだったのか。チームも思うように白星を増やせない中、ジェラードにとっても頭が痛い問題だろう。