今季は2部でプレイする奥川 photo/Getty Images
まさかの最下位に……
昨季はシャルケとブレーメンがブンデスリーガ2部からの昇格を決めることになり、やはり伝統と力のある両クラブは1部の舞台がふさわしい。
代わりに1部から降格してきたのは、グロイター・ヒュルトとアルミニア・ビーレフェルトだ。
しかし、1部から降格してきた両チームに元気がない。グロイター・ヒュルトは17位、アルミニア・ビーレフェルトは2勝2分6敗で最下位の18位とかなり苦いスタートだ。昇格どころか、3部への降格を心配しなければならない位置だ。
奥川は3ゴール2アシストとまずまずの成績を残しているのだが、チーム状態は厳しい。アルミニア・ビーレフェルトでの活躍から日本代表入りへ繋げるのが理想のシナリオだったが、奥川はアルミニア・ビーレフェルトを救えるだろうか。
一方で上位争いをリードするのは、ハンブルガーSVだ。ハンブルガーSVも1部の常連クラブだったが、2017-18シーズンに1部から降格。それ以降は2部でもがく時間が続いており、2018-19シーズンから3シーズン続けて2部で4位、昨季は3位とあと一歩届かない。
昨季はヘルタ・ベルリンとの昇降格プレイオフまで戦ったが、結果は惜しくも敗北。
今季は開幕から10試合を戦って8勝2敗の成績で首位に立っており、立ち上がりは良い。
アルミニアの方も首位のハンブルガーSVが16ゴール奪っているのに対し、最下位ながら13ゴールは奪えている。問題は失点の方で、アルミニアは10試合で19失点と大崩壊状態だ。
すでに首位ハンブルガーSVとは勝ち点差16がついてしまったが、反撃はあるのか。昨季1部で結果を出せていただけに、この足踏みは残念だ。