J1復帰へ大分の戦いは終わらない(写真はイメージ) photo/Getty Images
ヘディングで先制点を決める
J2第40節で2位の横浜FCに3-2と勝利してJ1参入プレイオフ進出を決めた大分トリニータ。ここにきて2試合連続となるゴールで調子を上げているアタッカーが、梅崎司である。
雨模様の三ツ沢球技場での一戦は、開始早々に試合が動く。5分に右サイドから井上健太がクロスを上げると中央で待っていた梅崎がヘディングで合わせてゴールネットを揺らす。上位対決となったゲーム序盤から1点をリードした大分は、試合を優位に進めることができた。
これで2試合連続となるゴールを決め、チームを連勝へと導いた梅崎。前節のV・ファーレン長崎戦でも、早々に1点をリードしてすぐの5分に差を離す追加点を決めており、後半戦で怒涛の快進撃を続ける大分の勢いを梅崎がさらに加速させているといっても過言ではない。
2005年に大分ユースからトップチームへと昇格し、グルノーブルでの武者修行を経て若くして浦和レッズへと挑戦した。長期離脱など苦しい時代もあったがチームの主力として活躍すると、2018年には湘南ベルマーレへ移籍し、同年にクラブ史上初のルヴァンカップ制覇を経験。そして昨夏13年半ぶりに大分へ復帰した。今季序盤戦はサブに回る機会も多かった梅崎だが、8月ごろから先発の座を奪うとここにきて2試合連続ゴール。35歳となったアタッカーはいまもチームのために戦い続ける。