リールで得点を重ねるデイビッド photo/Getty Images
ネイマール、ムバッペに負けない得点ペース
迫るワールドカップでも本領発揮となるだろうか。ダークホースの一角に挙げられるカナダ代表では、絶対的な点取り屋であるリール所属FWジョナサン・デイビッドに期待がかかる。
現在22歳のデイビッドは2020年にベルギーのヘントからフランスのリールへと移籍すると、1年目から13ゴールと躍動。一気に世界的知名度がアップした。
その成長は今季も順調に続いている。昨季は15ゴール決めていたが、今季は開幕8試合で7ゴールを記録。昨季の15ゴールを超える成績を残すことも可能だろう。今夏にもビッグクラブからの関心が噂されていたが、今や市場価値4500万ユーロに達するデイビッドが引き抜かれる日もそう遠くはないはずだ。ワールドカップでの活躍からビッグクラブ移籍が理想のシナリオとなる。
リールはデイビッドが加入した2020-21シーズンにリーグ制覇を果たしたものの、ここ2年でチームからはGKマイク・メニャン、MFブバカリ・スマレ、レナト・サンチェス、DFスフェン・ボットマン、同じ前線の先輩だったFWブラク・ユルマズら主力が続々とクラブを去り、昨季は10位まで落ち込んだ。今季も現在7位となっており、優勝争いからは漏れている。
しかし、デイビッドだけはパフォーマンスが安定している。現在の7ゴールはパリ・サンジェルマンのキリアン・ムバッペ、ネイマール、ロリアンFWテレム・モフィの8ゴールに次ぐ数字となっており、今季のデイビッドはリーグ・アン得点王も狙えるはずだ。
カナダ代表ではデビューから通算30試合で20ゴールと実績を重ねており、カタール大会でもエースとしての働きに期待がかかる。