熊本が2回戦へ進出(写真はイメージ) photo/Getty Images
4位の熊本が勝ち抜けた
J1参入プレイオフの1回戦が行われ、4位のロアッソ熊本と5位の大分トリニータが激突。J1への残り1枠を争う戦いは、2-2のドローで熊本が2回戦へと勝ち上がった。
九州ダービーとなったJ1参入プレイオフ1回戦。熊本は[3-4-3]のシステムで最前線は髙橋利樹、杉山直宏、坂本亘基の3トップが先発出場。大分は[3-4-2-1]で前線は伊佐耕平、中川寛斗、野村直輝が入った。
開始早々に試合は動く。1分に弓場将輝の入れたボールのこぼれ球を伊佐が詰めて大分が先制に成功する。出鼻をくじかれた熊本だが、ドローでも勝ち抜けが決まる状況下で積極的に攻めて同点弾を狙いに行った。
1点ビハインドのまま前半を折り返し、熊本は得点を奪えないまま迎えた87分。GKからのボールを相手DFがクリアミス。入れ替わった坂本がGKを冷静にかわしてゴールネットを揺らし同点弾を決める。終始相手の裏を狙い続けていた坂本が土壇場で状況をひっくり返すゴールを決めた。
さらに熊本の勢いは止まらず。後半アディショナルタイムにはクリアボールを収めた粟飯原尚平からターレス、坂本とつなぎ、背後を回った粟飯原へラストパス。
ただ試合はこれでは終わらない。90+8分にはペレイラが意地の同点ゴールを決めて2-2とするものの、試合はドローのまま終了。大会のレギュレーションによって4位の熊本が2回戦へと進出を決めた。