京都の左サイドを支えた荻原 photo/Getty Images
京都でレギュラーに定着した
浦和レッズは13日、京都サンガF.C.に期限付き移籍中だった荻原拓也が復帰することを発表した。2年間京都で主力として活躍した荻原は、浦和でどのようなパフォーマンスを発揮するだろうか。
2018年に浦和のアカデミーからトップチームへと昇格した荻原は、プロデビュー戦となったルヴァンカップのグループステージ第1節・名古屋グランパス戦で2ゴールを決めるなど、センセーショナルなデビューを飾る。ルーキーイヤーながら公式戦17試合2ゴールを記録した。
しかし翌年以降は出場機会が減少。2020年途中にはアルビレックス新潟へ期限付き移籍すると、J2の舞台で経験値を高める。さらに翌年には京都サンガF.C.へとレンタル移籍し、左サイドバックでレギュラーに定着。リーグ戦40試合2ゴールでJ1昇格に貢献した。J1の舞台へと戻ってきた今季はレンタルを延長して京都でシーズンを過ごした。ケガで離脱するなど苦しい期間もあったが、J1で21試合2得点と京都の左サイドには欠かせない存在に成長した。
気持ちのこもった積極的なドリブルや左足の高精度のクロスを武器とする荻原は、攻撃的な左サイドバックとして新潟や京都を支えた。浦和でも左サイドバックでの起用が考えられており、大畑歩夢や馬渡和彰らとの競争が予想される。後方のドリブラーは持ち味を生かしてレギュラーをつかみ取ることができるか。