クロアチア戦にも出場した谷口 photo/Getty Images
川崎が発表した
川崎フロンターレは19日、谷口彰悟が退団することを発表した。川崎は海外クラブへの移籍を前提とした手続きを行うためとクラブを離れる旨を説明している。
筑波大学から2014年に川崎へ加入した谷口。当時は中盤でプレイしていた同選手だが、川崎加入時にサイドバックやセンターバックで起用されるなど、ユーティリティ性の高いプレイヤーとして評価されており、1年目から公式戦で35試合に出場した。
すると、谷口は徐々にセンターバックで自らの地位を確立していく。2015年からは4年連続でJ1全試合に出場。2017年にはクラブの悲願だったJ1初優勝に貢献し、それから2度の連覇やルヴァンカップ、天皇杯優勝にも導いた。キャプテンとしてチームをけん引し、今季もリーグタイトルこそ逃したものの、安定感のある守備で川崎の守備を支えている。
その安定感はFIFAワールドカップの舞台でも変わらなかった。グループステージ第3戦のスペイン戦で先発してジャイアントキリングを起こすなど、日本の決勝トーナメント進出に貢献。効果的なパスで日本の攻撃の起点にもなった。
すでにカタールのクラブから関心を寄せられているとも言われている谷口。新たな舞台に挑戦し、自身の価値をより高めることはできるか。