サウジアラビアへ向かうロナウド photo/Getty Images
アジアのサッカー界をどう変えるのか
FWクリスティアーノ・ロナウド参入でアジアのサッカーはどう変わるだろうか。12月31日、ついにロナウドのアル・ナスル(サウジアラビア)移籍が決定した。
ロナウドの場合はピッチ上でのパフォーマンスもそうだが、その圧倒的知名度からピッチ外での影響度も大きい選手だ。米『ESPN』がさっそく注目したのがアル・ナスルの公式Instagramだ。
Instagramではロナウドが背番号7のユニフォームを持っている写真も掲載されているが、同メディアによればロナウド加入前のインスタフォロワー数は86万人ほどだったという。それがロナウド加入発表後から急激にフォロワーが増加し、1月1日時点では506万人まで増加している。アル・ナスルとサウジアラビア国内リーグの注目度が爆発的に高まっているのは間違いない。
このフォロワー増加率にはSNS上でも「とんでもない影響力」、「何が起ころうともロナウドはやはり最高の選手」といった声が出ており、やはりそのカリスマ性は特別だ。これまでも欧州でプレイした名手がアメリカや中東、あるいは中国へ向かうケースはあったが、ロナウド参戦は史上最大のトピックと言っていいだろう。
アル・ナスルには他にもカメルーン代表として昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会を戦ったFWヴァンサン・アブバカル、元ブラジル代表MFルイス・グスタヴォ、ベンフィカを経て中国の広州恒大 (現広州FC)でもプレイするなどアジアのサッカーを理解している大型MFタリスカ、昨夏にナポリから加わったコロンビア代表GKダビド・オスピナなど強烈な助っ人が揃う。
今季は11試合を消化した段階で首位に立っており、2021年はアジアチャンピオンズリーグでもベスト4に入るなど結果を残している。ロナウドはアル・ナスルと2025年までの契約を結んでいるようで、今後ACLに出てくる可能性も考えられる。そうなればアジア全体の注目度上昇に繋がるはずだ。
もちろんピッチ上でのパフォーマンスも注目で、37歳とはいえロナウドの肉体は健在だ。