レスターを引っ張ってきたバーディ photo/Getty Images
レスターは常にバーディのチームだった
2015‐16シーズン、レスター・シティは岡崎慎司やエンゴロ・カンテ、リヤド・マフレズ、ジェイミー・バーディらを軸にプレミアリーグ制覇の奇跡を起こしてみせた。それ以降も的確な補強で戦力を維持しながらプレミアリーグ中位を守っており、すっかりプレミア常連クラブだ。
しかし、今季は15位とかなり苦しんでいる。最下位サウサンプトンとは勝ち点差が2ポイントしか離れていないため、安心はできない。
英『TalkSport』もレスターの現状を不安視しているが、何と言っても今季はエースのバーディが苦しんでいる。2015‐16シーズンの優勝を含め、近年のレスターは間違いなくバーディが中心だった。怪我も少なく、2015‐16シーズンだけのブレイクで終わらなかったのがバーディの凄いところだ。
2015‐16シーズンからプレミアリーグでの二桁得点を継続しており、バーディの存在こそレスターがプレミアで生き残れてきた理由だ。それが今季は19試合に出場して僅か1ゴールに留まっており、二桁得点に届かないかもしれない。
レスターは昨夏にバーディとの契約を2024年まで延長しているが、36歳を迎えた鉄人ストライカーにも衰えの波がきているのかもしれない。バーディに代わる点取り屋を見つけなければ危険だ。
DFウェズレイ・フォファナがチェルシーに引き抜かれるなど、主力流出が響いているのも間違いない。