様々な地で結果を出してきたヨヴェティッチ(写真はモナコ時代) photo/Getty Images
カンセロのバイエルン行きで再び注目が
今冬にマンチェスター・シティからバイエルンへレンタル移籍することになったDFジョアン・カンセロ。さっそくバイエルンでも自慢の攻撃力を存分に披露しているが、注目されているのはそのキャリアだ。
カンセロは母国ポルトガルのベンフィカでデビューし、その後スペインのバレンシア、イタリアのインテル&ユヴェントス、イングランドのマンC、そしてドイツのバイエルンと、28歳にしてかなり多くのリーグを渡り歩いている。いずれも国を代表するビッグクラブであり、カンセロが若い頃より評価されてきたのが分かる経歴と言える。
情報サイト『Transfermarkt』もカンセロのキャリアに触れており、5大リーグのうちイングランド、ドイツ、イタリア、スペインの4リーグでプレイしたのはカンセロで21人目だという。
ただ、現役選手の中にはもっと激しく動いてきた者がいる。同サイトがカンセロのバイエルン行きに合わせて紹介したのが、現在ドイツのヘルタ・ベルリンでプレイする33歳のFWステファン・ヨヴェティッチだ。
ヨヴェティッチもマンCに在籍していた経験を持っているが、ヨヴェティッチはこれまでイタリアのフィオレンティーナ、イングランドのマンC、イタリアのインテル、スペインのセビージャ、フランスのモナコ、そして2021年夏よりプレイするヘルタと、5大リーグをコンプリート。しかも全リーグで得点を記録しているのだ。
5大リーグすべてで得点を決めているのは、ミランなどで活躍した元ルーマニア代表FWフロリン・ラドチョウ氏とヨヴェティッチの2人だけだという。ヨヴェティッチは今季もブンデスリーガでネットを揺らしており、各リーグの環境や文化に適応していくことは簡単ではない。ヨヴェティッチの記録も見事だ。
カンセロもバイエルンでさっそくアシストを記録しており、各リーグで結果を残している。バレンシア時代を除けば、ポルトガルのスーペル・リーガ、イタリア・セリエA、イングランド・プレミアリーグのタイトルを獲得しているのも特長的で、バイエルンで4つ目のリーグタイトルを手にすることになるかもしれない。