今季は徳島でプレイする柿谷 photo/Getty Images
ジーニアスこと柿谷曜一朗が大活躍
J2リーグ第12節でジュビロ磐田と対戦した徳島ヴォルティス。最下位の徳島は11試合を終えた時点で、0勝5敗6分で勝ち星をなんとしてもとりたい試合だった。
試合は前半開始早々、徳島のFW森海渡がセットプレイから幸先よく先制ゴールを決める。そして20分には左サイドでボールを受けた柿谷が2人を鮮やかに抜き、追加点をマーク。その後、ジュビロに1点を返されるも、60分には再び相手のミスを逃さなかった柿谷が本日2ゴール目を決め、再び2点差に広げる。後半終了間際には失点し、ジュビロの猛攻を受けるが、体をはった守備で3点目を阻止。チーム全体で逃げ切った徳島が12試合目にして3-2と今シーズン初勝利を挙げた。
SNS上では柿谷の活躍に「やっぱり柿谷うめぇ……」「柿谷様ありがとう」「やっぱり柿谷は天才」など2ゴールだけではなく、守備面でも奔走し、チームに貢献したプレイへの絶賛のコメントが多く投稿されていた。華麗なプレイばかりが注目される柿谷だが、今シーズンは体をはったディフェンスやチームメイトを鼓舞し続けることが多く、キャプテンシーを見せている。
柿谷は試合後のインタビューにて「本当に長かったですし、信じてついてきてくれたサポーターのためにもなんとか勝ちたかったので、勝ちにつながるゴールを決めれてよかったです」とコメントしており、長かった今シーズン初勝利に安堵の表情を浮かべていた。また「やっとスタートできたんじゃないかな」ともコメントしており、勝ち点3という数字以上にこの勝利は柿谷にとっても大きいものであったに違いない。42試合あるJ2リーグはまだまだ始まったばかりだ。最下位からの巻き返しにはチームを引っ張るキャプテンの存在が大きな鍵となる。