期待を背負ってユーヴェに加わったカイオ・ジョルジ photo/Getty Images
サントスからやってきた有望株
レアル・マドリードで活躍するFWヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ・ゴエスを筆頭に、近年はブラジルから続々と有望な若手が欧州へ出てきている。
あらゆるクラブがNEXTヴィニシウス、NEXTロドリゴを探しているわけだが、何もかも上手くいくわけではない。
イタリアのユヴェントスに渡ってから難しい時間が続いているのは、FWカイオ・ジョルジ(21)だ。
カイオ・ジョルジは2021年の夏にサントスからユヴェントスに加わっており、サントスといえばネイマールやロドリゴがプレイしてきたブラジルの名門だ。カイオ・ジョルジにも大きな期待がかかっていたが、ユヴェントスでの育成プランは思うように進んでいない。
現在は怪我に悩まされており、ユヴェントスへ移籍してからはトップチームで124分間しかプレイしていない。怪我が足を引っ張っているのは確かだが、この1年半はかなり苦しい時間となってしまっている。
21歳ながらサントスでは通算80試合に出場し、17ゴールを挙げてきた確かなポテンシャルの持ち主ではある。世代別ブラジル代表でもプレイしてきた実力者で、ユヴェントスが目をつけるのも納得の逸材だ。
問題は今後の育成プランだが、カイオ・ジョルジは欧州5大リーグで結果を残していけるのか。まずは怪我の完治からだが、現状はやや忘れられてしまっている。