メッシ効果も気になるところ photo/Getty Images
3年後のW杯へサッカーイベント目白押し
近年MLSの影響で徐々に人気が高まっているが、アメリカで真のサッカーブームは起こるのだろうか。
まず今夏最大のトピックは、FWリオネル・メッシのインテル・マイアミ移籍だ。
インテル・マイアミはお世辞にも強いクラブとは言えないが、メッシ加入効果は相当大きいと予想される。メッシは今もトップレベルの力を維持しており、チームにフィットすればアメリカのファンを熱狂させることだろう。
それだけではない。アメリカでは来年にコパ・アメリカ2024が開催される予定となっている。アメリカ代表も開催国枠で参戦し、ここにはブラジル代表やアルゼンチン代表といった南米の強豪が集まる。メッシの出場も予想され、MLSでのメッシ人気からコパ・アメリカへ繋げられれば理想的だ。
さらに2025年には、出場チームが32に拡大したクラブワールドカップ2025がアメリカで開催されることが決まった。新フォーマットでどこまで盛り上がるのか読めない部分も大きいが、欧州トップクラブに所属するスーパースターを生で見る機会だ。アメリカのファンにとっては嬉しいだろう。
そして2026年には最大の目玉であるワールドカップ2026だ。アメリカ、カナダ、メキシコとの3国共催で行われることになっており、米『ESPN』はコパ・アメリカから3連続でビッグコンペティションがアメリカにやってくると興奮気味に伝えている。
SNSでは「アメリカが次なるサッカー大国となる」なんて意見も出ているが、2026年のワールドカップへアメリカサッカー界が本気になっているのは確かだ。