ネイマール、ヴェッラッティの去就も注目 photo/Getty Images
ムバッペ、ネイマールも退団ならダメージは大きい
今夏もMFマヌエル・ウガルテ、イ・ガンイン、DFミラン・シュクリニアル、リュカ・エルナンデス、FWマルコ・アセンシオ、ゴンサロ・ラモスら実力者を加えているパリ・サンジェルマンだが、それ以上にフロントスリー解体による不安の方が大きい。
そのフロントスリーとは、昨季の中心だったリオネル・メッシ、ネイマール、キリアン・ムバッペのことだ。
では、新シーズンのPSGはどんなスタメンの顔ぶれとなるのか。
GKはジャンルイジ・ドンナルンマだ。指揮官に就任したルイス・エンリケがドンナルンマのビルドアップ能力に満足するかは分からないが、シュートストップにおいては信頼できる実力者だ。
最終ラインには、今夏加えたシュクリニアルとエルナンデスが入ってくる。右のサイドバックにアクラフ・ハキミ、センターバックはシュクリニアルとリーダーのマルキーニョス、左サイドバックにエルナンデスの構成は悪くない。
中盤はマルコ・ヴェッラッティ退団なら状況が変わる。スポルティングCPから獲得したウルグアイの若き実力者ウガルテを中盤の底に据え、インサイドハーフにはヴィティーニャやファビアン・ルイス、カルレス・ソレールを配するパターンか。
問題の最前線は、右ウイングにアセンシオだ。センターフォワードにはベンフィカから獲得したラモスだ。ムバッペ、ネイマールのどちらかでも残留するならば、左は彼らのポジションとなるだろう。
いずれにしても、昨季から戦力がアップしているのかは分かりにくい。ムバッペ退団となるならば、戦力ダウンと考えるのが普通か。エンリケにとって簡単な状況ではなく、フロントスリー完全流出となればチームを1から構築していくことになる。