アル・ヒラルへ向かったネイマール photo/Getty Images
もう少し欧州で見たかったとの意見も
今夏の市場がスタートした当初はバルセロナ復帰案やプレミアリーグへの移籍案なども噂されたブラジル代表FWネイマールだが、その行き先はサウジアラビアのアル・ヒラルとなった。
ネイマールは15日にアル・ヒラルと2年契約を結んでおり、ボーナスなども含めた総年俸は580億円にも達すると言われている。
サウジアラビアにはクリスティアーノ・ロナウドや同じブラジル代表のFWロベルト・フィルミーノら欧州からスター選手が続々と渡っているが、ネイマールの移籍にはサッカーファンも様々な思いがあるのではないか。
かつてザルツブルク、さらにはアル・ヒラルでもプレイした経験を持つスペイン人FWホナタン・ソリアーノは、ネイマールのアル・ヒラル行きに失望感を露わにしている。
「ネイマールはチャンピオンズリーグ優勝を目指すチームを率いるのに十分なクオリティを持っている。彼はピッチにタオルを投げ込んだんだ。クリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシはすでに欧州を去っていて、ムバッペやハーランドとともに世界のサッカーをリードすることだって出来ただろう。だが、彼はもっとお金を稼ぐ方を選んだんだ」(スペイン『Mundo Deportivo』より)。
ネイマールの年齢は31歳だ。近年は怪我に苦しんだ時期もあったが、それでもまだトップパフォーマンスを維持できている。もう一度チャンピオンズリーグ制覇、さらにその先のバロンドールを狙うことも可能だったはずだ。
引退前にサウジアラビアやアメリカへ向かう選手は増加傾向にあるが、もう少しだけ欧州でネイマールを見たかったと感じたサッカーファンも少なくないだろう。