PSGと契約したアセンシオ photo/Getty Images
PSG行きは正解だったのか
今夏の移籍市場において、パリ・サンジェルマンは最も動きの読めないクラブの1つと言っていいだろう。
FWネイマールのサウジアラビア行きも衝撃は大きかったが、何かと去就が話題を呼んできたFWキリアン・ムバッペも今はチームに合流。
その中で気になるのが、レアル・マドリードから獲得した新戦力のFWマルコ・アセンシオだ。
チームを指揮するルイス・エンリケはスペイン代表でもアセンシオを指導しており、アセンシオにとってエンリケとの再タッグは理想的な話に思えた。
しかしスペイン『as』は、早くもアセンシオの立ち位置が怪しくなってきたと取り上げる。
19日に行われたリーグ・アン第2節のトゥールーズ戦でのアセンシオはベンチにこそ入っていたが、最後まで出番がないままゲームを終えている。前線には新戦力のゴンサロ・ラモス、イ・ガンイン、さらに途中からウスマン・デンベレ、ムバッペが登場。バルセロナからデンベレも加わったことにより、パリの前線はなかなかに豪華な陣容となっているのだ。この環境でアセンシオの出番が増えるかは不透明と言える。
「アセンシオはパリで先発の地位を確立するのにかなり苦労するかもしれない。前線の競争は非常に激しく、ムバッペの復帰、デンベレとの契約、さらにはランダル・コロ・ムアニ獲得の可能性も出ている。アセンシオにも出場時間は与えられるはずだが、今のところはフランスのフィジカル志向なサッカーへの適応がまだ完了していない」
同メディアはこのように伝えており、アセンシオのパリ生活を心配している。リーグ・アンはフィジカルコンタクトが激しく、スペインから向かう選手は戸惑うこともあるかもしれない。
アセンシオとしてはレアル・マドリードでスタメンを確保できていなかっただけに、新天地のパリではスタメンの一角に入りたいだろう。しかしレアル以上に激しいスタメン争いが勃発する可能性もありそうで、アセンシオにとってパリ行きが正解となるか微妙なものとなってきている。