ニューカッスル戦でスタメン出場を飾ったボブ photo/Getty Images
カラバオカップで示した存在感
マンチェスター・シティはカラバオカップ3回戦でニューカッスルと対戦し、0-1で敗戦。早くも1つのタイトルレースから退く形となってしまった。
DFカイル・ウォーカーやDFルベン・ディアス、FWアーリング・ハーランドなど何人かの主力選手を温存して挑んだマンC。普段リーグ戦などでは、出場機会に恵まれない若手が多く出場することとなったこの試合で輝きを放ったのがFWオスカー・ボブだ。
今シーズン初のスタメンフル出場を果たしたボブ。この試合はウィングではなく、中盤でプレイした。
英『Manchester Evening News』では、「立ち上がりからペースをつかんだボブは、攻撃に活気をもたらし、連係プレイも冴え、鋭いパスでシティの2度の絶好機を演出した」とボブのことを評価しており、今夏退団したMFコール・パルマーの代わりに今後のマンCを引っ張る存在になると称賛している。
パルマーはアカデミーからトップチームの要となったMFフィル・フォーデンに続く存在として期待されていたが、出場機会を求めて今夏チェルシーに移籍をした。
若手注目株の多いマンCだが、トップチームでの熾烈なポジション争いに敗れ、レンタル移籍や完全移籍を決断する選手も少なくない。ボブはシーズン当初は、そこまで戦力として考えられていなかったが、ニューカッスル戦の同選手のプレイはこれからの成長を期待させるものであった。
ペップ・グアルディオラ監督もクラブの公式にて、「間違いなく、オスカーは攻撃面でも守備面でも素晴らしかった」とボブのプレイを称賛している。FWフリアン・アルバレスとの連携も良く、ボブの存在はニューカッスルにとって脅威となっていた。
フォーデンやアルバレス、ベルナルド・シウバなどがいるため、トップチームでレギュラーを獲得するのはまだ困難だが、ニューカッスル戦のようなパフォーマンスを続けることができれば、間違いなくチャンスは再び訪れるだろう。
新たに台頭してきたボブはこれからマンCでどのような成長を遂げるのか楽しみな選手の1人だ。