グアルディオラの指示を受けるドク photo/Getty Images
すっかりマンCに欠かせぬ戦力に
昨季3冠王者マンチェスター・シティに今季より加わったベルギー代表FWジェレミー・ドクは、これまでのマンCに不足していた縦への突破力をプラスする存在だ。
連覇を狙うチャンピオンズリーグでは、ここまで最多となる26回のドリブル成功数を記録。
クワラツヘリアが515分、ムバッペが630分プレイしているのに対し、ドクは251分だ。その時間で最多26回のドリブルを成功させていることになり、この突破力は脅威だ。プレミアリーグでも最多タイとなる56回のドリブルを成功させており、現サッカー界を代表するドリブラーと言える。
英『Manchester Evening News』によると、ドクは子供の頃にロナウジーニョやリオネル・メッシをモデルにしてきたと語る。左サイドから仕掛けるドリブルの姿勢は少しロナウジーニョを思わせるところがあるか。
「メッシやロナウジーニョが好きだった。小さい頃はYouTubeでたくさんの映像を見て、ストリートでもプレイした。ドリブルをすることで喜びがもたらされるんだ。もちろん、ただドリブルするわけではないよ。正しいと感じたタイミングでドリブルを仕掛けるんだ」
ドリブラーは試合途中から流れを変えたい時にも有効だ。ドクのおかげでマンCの攻撃は幅が広がっていて、攻撃力は世界屈指だ。