MLSで活躍するアルマダ photo/Getty Images
今後も若き有望株が参入してくるとの期待も
MLSはアメリカに『真のサッカー人気』を根付かせられるだろうか。近年は欧州で活躍してきたスター選手を積極的に呼び込むなど、リーグの実力と人気拡大に尽力してきた。
現在はインテル・マイアミでリオネル・メッシ、セルヒオ・ブスケッツ、ジョルディ・アルバの元バルセロナ組が所属していて、今年からは同じくバルセロナで活躍したFWルイス・スアレスが加わる。ネームバリューは十分すぎるほどだ。
それだけではない。アルゼンチン代表をワールドカップ・カタール大会制覇へ導いた現監督のリオネル・スカローニは、MLS成長のキーマンとしてアトランタ・ユナイテッドで活躍する22歳のMFティアゴ・アルマダの名を挙げる。
アルマダは主力というわけではなかったが、アルゼンチン代表の一員としてカタール大会制覇を経験している。さらに先日行われたパリ五輪・南米予選ではU-23アルゼンチン代表の10番を背負い、U-23ブラジル代表戦にもフル出場。チームの勝利に貢献し、パリ五輪出場権を手にした。未来のアルゼンチン代表を背負っていくかもしれない逸材がMLSにいる意味は大きい。
「近年MLSが大幅に改善したのは事実だよ。MLSはスカウト力も伸ばしていて、ティアゴ(アルマダ)のような才能を持った若い選手に注目し始めている。順調に進んでいると思う。リーグは成長しつつあるし、ティアゴのような若い選手たちはその成長に貢献できるはずだ。
スカローニはこのようにコメントしている。アルマダの例から、南米よりMLSへ参入する若手は増えるかもしれない。それはリーグレベルの向上にも繋がるだろう。MLSは今月22日より新シーズンがスタートすることになり、メッシ&スアレスを中心に何かと話題あるシーズンになるはずだ。