新生・レアル攻撃陣は上手く機能している photo/Getty Images
大幅な得点力ダウンとはならず
レアル・マドリードは昨夏にFWカリム・ベンゼマが退団し、得点力低下の懸念があった。
しかし、その心配は不要だったようだ。
チームNo.1の得点者は、新戦力のMFジュード・ベリンガムで20ゴールを挙げている。ベリンガムの得点力がここまでアップするとは予想外で、早い段階からベリンガムをトップ下起用してきた名将カルロ・アンチェロッティの采配が当たったことになる。
それに続くのは18ゴールのFWヴィニシウス・ジュニオール、16ゴールのFWロドリゴ・ゴエス、エスパニョールからレンタルで獲得した13ゴールのFWホセル、9ゴールのMFブラヒム・ディアス、5ゴールのDFダニエル・カルバハルだ。
ベテランのホセルもフィットし、ミランから戻ってきたディアスもアンチェロッティは巧みに成長させた。
今季レアルが得点を奪えなかったゲームは、11月のラージョ戦(0-0)のみ。ベンゼマ退団の問題はないようで、新生・攻撃陣は見事に機能している。
クリスティアーノ・ロナウド、ベンゼマ、ゴンサロ・イグアインらがいた2011-12シーズンには、ジョゼ・モウリーニョの下でシーズン174ゴールという恐ろしい数字を残しており、これがレアルのシーズン得点記録だ。さすがにこの領域には届かないだろうが、すでに100ゴールを超えた今季のチームも十分な得点力と言えそうだ。