「クロップ・リヴァプールで最も技術的に才能のある選手だった」...の画像はこちら >>

リヴァプールの中盤をコントロールするはずだったチアゴ photo/Getty Images

リヴァプールの中盤でNo.1のテクニシャンだった

「アンフィールドがクロップと感動的な別れを告げようとしている一方で、クロップ時代のリヴァプールで最も技術的に才能のある選手だった男の退団に対するファンファーレはかなり少なくなるだろう」

リヴァプールとの契約が今季限りで満了となるMFチアゴ・アルカンタラについて、このように取り上げたのは『The Athletic』だ。

2020年にリヴァプールへ加わったチアゴは、リヴァプール現MF陣の中でも1、2を争う技術の持ち主だ。本来はチアゴが中盤をコントロールすべきだろう。

しかし、リヴァプール移籍後のチアゴは怪我に苦しみ続けてきた。今季も2月に戦列復帰を果たしたが、アーセナル戦に5分間出場しただけで再離脱することに。天才肌のMFであるチアゴの今季がたった5分だけとはあまりに寂しい。

同メディアは、チアゴならもっと違いを生み出せたはずと怪我に泣いたリヴァプール生活を嘆いている。

「当時29歳だったチアゴは、大きな可能性を秘めた若い才能に投資するというクラブの移籍方針から外れた選手と考えられていた。チアゴ以前、クロップ体制でリヴァプールが移籍金を支払った26歳以上の選手は2016年にアウクスブルクから420万ポンドで一時的に獲得したDFラグナル・クラヴァンだけだ」

「2021-22シーズンには優雅なパフォーマンスを見せていた時期があり、本当に楽しい時だった。しかし、常に怪我の問題があった。 39試合出場を記録した2021-22シーズンでさえもだ」

今季もチアゴがフル稼働できていれば、チャンスメイクの質はかなり上がっていたに違いない。ルイス・ディアスやモハメド・サラーたち一流アタッカー陣をチアゴがコントロールする姿こそサポーターの求めていたものだけに、この4年間は悔しい結果となってしまった。