FA杯で勝とうが負けようがテン・ハーグはクビに 後任はトゥヘ...の画像はこちら >>

やはり解任の運命か photo/Getty Images

リーグ戦の成績が悪すぎた

FAカップ決勝のマンチェスター・シティ戦を控えるマンチェスター・ユナイテッド。今季唯一のタイトルがかかった一戦だが、エリック・テン・ハーグ監督はたとえFAカップを獲得しようと解任されることになるようだ。

『Daily Mail』は、決勝戦後に自分の運命を知ることになるだろうと報じている。

代わりに白羽の矢が立ったのは、バイエルン・ミュンヘン監督トーマス・トゥヘル、あるいはイプスウィッチ・タウン監督キーラン・マッケンナだ。同紙によれば、ユナイテッドはこの2名の代理人と話をしたという。また、チェルシーを退任するマウリシオ・ポチェッティーノ監督も候補であるというが、同監督はチェルシーとの違約金のカタがつくまでは新たな交渉に積極的になることはないようだ。

ユナイテッドのファンにしてみれば、テン・ハーグ監督の解任は驚きではないだろう。昨季は3位と好成績を挙げたためリーグタイトルも期待されていたものの、結果は最終盤でニューカッスルやチェルシーに追い抜かれ8位フィニッシュ。
欧州カップ戦出場権が得られる順位に届かなかった。FA杯に勝利すればヨーロッパリーグの出場権を得られるが、それで満足のいくシーズンになるわけではない。過去にはFA杯制覇を果たした指揮官が解任された例もあり、2016年にFA杯を取ったルイ・ファン・ハールがそれである。

テン・ハーグは試合に先駆けた記者会見にて「勝てば、我々はまったく違う立場にいることになる」と強調したが、今季のユナイテッドがひどいシーズンを過ごしたことは誰の目にも明らかだ。来季、立て直しを誓うジム・ラトクリフオーナーとフロント陣は新指揮官に誰を選ぶだろうか。