フランス代表に戻ってきたカンテ photo/Getty Images
レ・ブルーの中盤を支配する存在となるか
特大のサプライズとまでは言えないが、EURO2024を戦うフランス代表のメンバーにMFエンゴロ・カンテが復帰したことに驚いた人もいるだろう。
カンテは33歳を迎え、昨夏にはサウジアラビアのアル・イテハドへ移籍している。
しかしカンテはEURO2024を前に復帰しており、スペイン『MARCA』はグループステージ初戦のオーストリア戦では先発に入る可能性が高いと報じている。これはレアル・マドリードMFオーレリアン・チュアメニにまだ負傷の影響が残っていることも関係しているが、同じレアルのエドゥアルド・カマヴィンガやモナコのユスフ・フォファナよりもカンテが優先される可能性が高いとのこと。
カンテは自身と年齢の近い選手たちが代表を離れていったこともあり、もう代表でプレイすることはないかもしれないと考えていたと正直な思いを明かしている。今回のEURO参戦は本人も少し驚いたようだ。
「もう代表入りは起こらないかと思っていた。ラファエル(ヴァラン)、ウーゴ(ロリス)、ブレイズ(マテュイディ)といった選手が代表から退くのを見て、そう考えたんだ。それでもサウジアラビアではフルシーズンを戦えたし、難しいゲームも多かった。その経験が僕をこの場所へ導いたのだと思う」
サウジアラビアへ向かったこともあり、アル・イテハドでのカンテを見ていないというサッカーファンも少なくないだろう。レスター・シティ、チェルシーで見せていたパフォーマンスは圧巻だったが、当時の姿をEUROの舞台で見せてくれるのか。