まだEUROでは出番ないデ・リフト photo/Getty Images
守備の層が厚すぎる
オランダ代表を指揮するロナルド・クーマンは、ここまでEURO2024グループステージ2試合にて左サイドバックにマンチェスター・シティDFネイサン・アケ、右サイドバックにはインテルDFデンゼル・ダンフリース、センターバックにはリヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイク、インテルDFステファン・デ・フライのコンビを選択している。
ただ、今のオランダはベンチにも恐ろしいDFたちが控えている。
特にトッテナムで大きく評価を伸ばしたファン・デ・フェン、バイエルンでも今季後半戦からポジションを掴んでいたデ・リフトが先発に入れないというのが凄い。
オランダ『De Telegraaf 』によると、デ・リフトも出番がないのは少しショックなようだ。しかし大会中に自身の力が必要になる時がくると信じており、準備を進めていく考えだ。
「自分の調子が良いと感じているし、シーズン後半のバイエルンでもそれを示せたと思う。ここでもその流れを続けたかったけどね。守備の競争は熾烈だ。それでも、この大会では自分が重要な存在となる瞬間がくるだろうという予感もしている。だからトレーニングに全力を尽くすし、常に可能な限りコンディションを整えている」
こうした短期決戦では累積警告や負傷といった問題も出てくるかもしれない。ここまでクーマンはファン・ダイク、アケ、デ・フライと経験豊富な選手を中心に最終ラインを構成しているが、デ・リフトやファン・デ・フェンがベンチに控えているのは何とも心強い。この層の厚みは大会屈指と言っていいだろう。