マクデブルクの伊藤達哉 photo/Getty Images
昨季リーグ戦31試合出場
ブンデスリーガ2部マクデブルク所属の伊藤達哉に移籍の可能性があると現地メディアが相次いで報じ、その去就に注目が集まっている。
まず、先週21日(現地時間)に日本からの情報としてJリーグのサガン鳥栖が伊藤の獲得に興味を示していると報道されたが、その後伊藤本人が現地メディアの取材に応じた際に「日本ではいつも移籍の噂があるし、そのことは僕にとって目新しいことではありません。
しかし、ドイツ紙『Bild』によると、マクデブルクと同じブンデスリーガ2部のカールスルーエとエルフェアスベルクも伊藤の獲得を検討しているようだ。特に熱心なのがエルフェアスベルクで、移籍金の支払いだけでなく伊藤にレギュラーポジションも確約する方針であるという。
伊藤は2022年1月にシントトロイデンからマクデブルクに加入し、昨季はリーグ戦では31試合に出場したが、そのうち先発出場は5試合のみ。途中から試合の流れを変えるための切り札というのがチーム内での主な役割だった。
マクデブルクのクリスティアン・ティッツ監督は伊藤について、「彼に関する話は全て噂に過ぎない。彼はチームの土台となる存在であり、我々との契約も残っている」と語り、チームに必要な戦力であることを強調している。
しかし、現在マクデブルクはサイドアタッカーのポジションに伊藤以外にも4,5人の選手達を抱えていて人員整理の必要に迫られていることから、伊藤の去就も今後変わる可能性は十分にあるだろう。