加入後フル稼働のアカンジが長期離脱するようだ photo/Getty Images
シティだけでなく多くのクラブが怪我人に悩まされている
24-25シーズンは開幕前にEURO2024とコパアメリカ2024の国際大会が開かれ、それに出場した選手たちは疲労を抱えながら新シーズンを戦っている。さらにCLのフォーマット変更が今季から行われており、それに出場する上位クラブは試合数が増えた。
プレミアリーグであればマンチェスター・シティはロドリとマヌエル・アカンジ、アーセナルはブカヨ・サカとカイ・ハフェルツ、リーガエスパニョーラのレアル・マドリードは最終ラインに怪我人が続出しており、CLでの対シティ戦ではオーレリアン・チュアメニとフェデリコ・バルベルデの本職ではない2人が最終ラインでプレイしていた。
プレミアリーグ第25節ニューカッスル戦前の記者会見に出席したペップ・グアルディオラ監督は前述した欧州サッカーの現状について「40人のスカッドが必要になる」と『Sky Sports』で不満をあらわにしている。
「シーズン中は常に負傷者が出ると予想している。今回ほどではないが、これはマンチェスター・シティだけの問題ではない」
「トッテナム、アーセナル、今季安定しているリヴァプール以外のほとんどのクラブで同じようなことが起きている。これはレアル・マドリードも同様だ」
「シーズンを積み重ねていくことで、こういうことが起こる。マヌ(アカンジ)に起こったことと同じで、体が『もう十分だ』と言うんだ」
「これを防ぐ解決策について私とユルゲン・クロップ氏が過去に言ったことがある。それは日程だ。負傷者が多い理由は他に見つからない」
「唯一の解決策を挙げるとすれば、それは40人のスカッドを抱えることだが、それは不可能だ。クラブは破産する。どうやって40人の給料と移籍金を維持するのか」
過密日程に対し、不満をあらわにしたペップ監督はコンディション管理に苦労している選手としてケビン・デ・ブライネの名前を挙げている。
「ケビンは8年から9年間、最も多くの試合に出場した選手の1人だった。
「でも、彼はもう33歳だし、昨季は5か月の間、離脱していたんだ。昔と同じようにプレイすることはできない。なぜかって?? 5か月間、体が怪我をしていたんだ」
「そんなとき私は休暇を取るが、選手たちは代表チームに所属し、W杯やUEFAネーションズリーグに出場しなければならない。監督やメディカルの問題ではない。問題は試合数だけだ。体は『疲れた』と言っている」