今季のEL出場選手でNo.1実力者はソン・フンミン? スパー...の画像はこちら >>

トッテナムの絶対的リーダーであるソン・フンミン photo/Getty Images

AZ戦でも違いを生んだ

ヨーロッパリーグもベスト8が出揃ったが、大会に出場している選手の中でNo.1の実力者は誰だろうか。『CBS Sport』がEL最高の選手に挙げたのは、トッテナムFWソン・フンミンだ。



トッテナムは13日にEL・ベスト16の第2戦でオランダのAZと対戦し、ホームで3-1と勝利を収めた。自陣での不用意なロストから失点するなど不安定なところもあるが、ひとまずトッテナムは2戦合計3-2でAZを撃破してベスト8進出を決めている。

2ndレグで違いを生んだ選手がソン・フンミンだ。トッテナムの1点目はソン・フンミンが相手にプレスをかけてボールを奪ったところから始まっており、ジェイムズ・マディソンの2点目もソン・フンミンが優しい横パスでアシストしている。エゴを捨てたチームファーストのプレイであり、同メディアはソン・フンミンがベストパフォーマンスを発揮すればスパーズのEL制覇も現実的な話になってくると実力を評価する。

「ポステコグルーが得意の2年目にタイトルを獲得するには、ソン・フンミンが全盛期に近いプレイをすることが重要となる。彼こそEL最高の選手であり、トッテナムを軌道に乗せる選手だ。AZ戦でのソン・フンミンは、まさにその姿だった。今夜のソン・フンミンがいれば、フランクフルトとの準々決勝も有利な展開に持ち込めるはずだ」

「フィニッシュの部分はソン・フンミンらしくないところもあったが、そこを修正するだけだ。現時点でスパーズは大会の優勝候補ではないかもしれない。しかし、それはまだソン・フンミンが最高の状態で90分間プレイ出来ていないからだ。ソン・フンミンがベストモードとなれば、ELでこれほど危険なチームはないだろう」

ソン・フンミンは32歳を迎え、以前ほどのキレがないとの見方もある。
前線の相棒だったハリー・ケインがいなくなったこともソン・フンミンにとっては難しい問題だろう。それでもプレミアリーグで二桁得点を継続してきた実力は本物であり、今のELでそれと同じことが出来るアタッカーは多くない。

今季のトッテナムはリーグの方は13位と厳しい状況となっているだけに、ELのトロフィーに全力を注ぐだろう。ソン・フンミンは最大のキーマンと言えそうだが、スパーズにトロフィーをもたらせるか。

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