コモのデル・アリ Photo/Getty Images
悪夢の復帰だ
デル・アリのコモでのデビュー戦は、途中出場からわずか10分後に退場処分を受けるという悪夢のような結末を迎えた。『talkSPORT』が伝えている。
アリは81分に交代でピッチに投入されたが、89分にACミランのルベン・ロフタス・チークとの接触でイエローカードを受ける。しかし、VARの介入により判定が変わった結果、カードの色が変わり91分に退場処分となっている。コモのチームメイトや、かつてトッテナム・ホットスパーで共にプレイしたミランDFカイル・ウォーカーの必死の懇願も実らず、750日ぶりの復帰戦は悔しい結果に終わった。
コモはリュカ・ダ・クーニャのゴールで先行したが、クリスティアン・プリシッチとタイアニ・ラインデルスに得点を許し、1-2で敗北。コモの監督、セスク・ファブレガスはアリの退場について以下のように話している。
「ミランが2-1でリードした時、セルジ・ロベルトが出場する予定だったが、私は彼にさらに2週間のトレーニング期間を与えて、エンポリ戦で先発できるようにしたかった」
「アリはゴールを決めることができる選手だが、我々と練習し始めてまだ2週間しか経っておらず、改善すべき点がたくさんあるため、この機会に値しなかったのかもしれない」
「これは重大なミスだ。彼のような経験豊富な選手が犯すようなミスであってはならない。明らかにレッドカードだった。それについて言うべきことは何もない。我々が2-2で追いつこうとしていた重要な場面で、彼はチームの人数を10人に減らしたのだ」
苦しいスタートとなってしまったアリだが、このミスから立ち直り、また全盛期のプレイを見せることができるのだろうか。キャリアを軌道に戻したい同選手の今後から目が離せない。
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