レアルで戦い続けるモドリッチ photo/Getty Images
実力、タイトル数、長期にわたる活躍など隙なし
現在はスタメン出場の機会こそ減少傾向にあるが、MFルカ・モドリッチは39歳を迎えた今もレアル・マドリードで主力として戦い続けている。
2012年にトッテナムから加入して約13年。
「まずモドリッチが長期にわたって活躍している点だ。獲得してきたタイトル、ピッチ上でのクオリティ、これらの要素で同ポジションの他の誰よりも優れている。39歳になってもマドリーのような一流クラブで決定的なプレイができるMFはいない。シャビやイニエスタなど、同ポジションの偉大な選手のほとんどはその年齢に達する前に欧州の舞台から去ったが、モドリッチは世界最高のチームの1つでトップパフォーマンスを続けている」
「タイトルの面でも、彼は6度もチャンピオンズリーグを制覇している。クラブサッカーの最高峰である大会でこれほどの成果を上げたMFは他にいない。しかも彼は脇役ではなく、むしろ全ての優勝に主役として関わってきた。2018年にはメッシ、クリスティアーノ・ロナウドを抑え、バロンドールも手にしている。そして39歳になった今も、彼はマドリーに欠かせない存在だ。彼がマドリーに在籍しているのは、依然として最高の選手たちと競争できる素質を兼ね備えているからだ。もちろん過去には素晴らしいMFがいた。
好みの問題もあるだろうが、モドリッチは人口380万人のクロアチア代表をワールドカップ準優勝(ロシア)、3位(カタール)に導いた実績もある。代表キャリアも見逃せない要素で、リーダーシップも抜群だ。ポジションによって役割に違いはあるものの、モドリッチが史上最高のMFとの評価も間違いではないか。