昨年ジェノアへ戻ったバロテッリ photo/Getty Images
今夏にジェノアを離れることに
近年のサッカー界において、最も才能を活かし切れなかった選手かもしれない。今夏にジェノアを退団し、フリーとなった元イタリア代表FWマリオ・バロテッリだ。
何かとお騒がせな面がありながらも、インテルとマンチェスター・シティでプレイしていた頃はまだ特別な力を発揮できていた。ミランでも好調な時期はあったが、それ以降は波が激しくなった。
フランスのニース、マルセイユ、イタリアのブレシア、トルコのアダナ・デミルスポル、スイスのFCシオンと経て、昨年10月にはジェノアの選手としてセリエAへ戻ってきた。
復活への期待もあったが、その1カ月後にはパトリック・ヴィエラがジェノアの指揮官に就任。ヴィエラとはニース時代に折り合いが悪かったと言われ、結果的にヴィエラのジェノア指揮官就任はバロテッリにとってプラスにはならなかった。シーズン終盤には負傷で離脱することにもなり、ジェノアでは6試合しかプレイしないまま退団することになった。
『Derby Derby Derby』のインタビューにて、バロテッリの代理人エンツォ・ライオラ氏は34歳を迎えているバロテッリが今後セリエAでプレイするのは難しいとの見方を示している。
「昨年に彼は人生をかけてイタリアへ留まり、クラブを見つけるとの野心を抱いていた。そのチャンスが巡ってきたが、物事は期待通りには進まなかった。マリオは常に海外から多くのオファーを受けていて、それは今も変わらない。しかし今回の経験を考えると、セリエAへの復帰は難しいだろう。現在イタリア国内のクラブとの交渉は行われていない。他の選択肢も検討するが、最終決定は彼自身に委ねられる」
34歳はベテランと呼べる年齢だが、若い頃より節制したキャリアを歩んでいれば今もイタリア代表でプレイ出来ていた可能性はある。才能は巨大だっただけに、ここ数年のキャリアは少々悔しいものとなっている。
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— La UEFA (@UEFAcom_it) June 28, 2019
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