■【東京株式市場】 2019年8月7日



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■株式市場の振り返り-日経平均株価は4日続落、TOPIXはわずかに4日ぶり反発



2019年8月7日(水)の主要指標(カッコ内は前日終値比)



  • 日経平均株価 20,516円(▲68円、▲0.3%) 4日続落
  • TOPIX 1,499.9(+0.7、+0.1%) わずかに4日ぶり反発
  • 東証マザーズ株価指数 872.4(+0.5、+0.1%) わずかに続伸

東証1部上場銘柄の概況



  • 値上がり銘柄数:1,003、値下がり銘柄数:1,060、変わらず:86
  • 値上がり業種数:15、値下がり業種数:18
  • 年初来高値更新銘柄数:27、年初来安値更新銘柄数:60

東証1部の出来高は12億8,307万株、売買代金は2兆2,396億円(概算)となり、いずれも前日より減少しました。特段のニュースがない中で、決算発表後の銘柄を中心に売り買いが交錯しました。

また、来週から外国人投資家が本格的な夏休みに入ることを意識したポジション調整もあったと見られます。売買代金は減りこそしたものの、2兆円台の前半を維持しました。



そのような中、日経平均株価は終日マイナス圏で推移しました。寄り付きから安く推移した後、前場の半ばに一時▲15円安まで下げ幅を縮小しましたが、前場の終盤には一時▲178円安まで急降下するなど、やや荒い値動きでした。結局、最後までプラス圏に浮上することなく4日続落で引けています。



なお、TOPIXも同じような値動きとなりましたが、最後はかろうじてプラス圏を維持して4日ぶりの反発となりました。これは、中小型株を中心に買戻しが広がったことを示唆しています。



■東証マザーズ株価指数はわずかに続伸、売買代金は連日で1,000億円割れ



東証マザーズの出来高は3,829万株、売買代金581億円となり、いずれも前日より減少しました。個人投資家の物色意欲が停滞し、出来高が4,000万株を割り込む薄商いとなり、売買代金も連日で1,000億円を大きく下回っています。



ただ、株価指数は前日同様わずかに上昇して続伸となりました。それでも900ポイント回復はまだ遠い印象です。



■SUMCOが一時▲11%安に迫る暴落、オリエンタルランドが再び上場来高値を更新



個別銘柄では、半導体関連銘柄に急落が相次ぎました。



前日に上期決算発表を行ったSUMCO(3436)が一時▲11%安に迫る暴落となり、同じく前日にQ1決算を発表したニコン(7731)も一時▲8%超安の急落で年初来安値を更新しました。さらに、株価上昇が続いたアドバンテスト(6857)も一時▲6%安に迫る急落となっています。



また、自動車株の一角にも売りが集まり、マツダ(7261)やスズキ(7269)が値を下げ、いすゞ自動車(7202)と日野自動車(7205)は急落して年初来安値更新となりました。



その他では、上期決算発表時に通期予想を引き下げたキリンホールディングス(2503)が一時▲7%安に迫る急落となったのが目を引きました。



一方、自動車株ではSUBARU(7270)が堅調に推移し、ハイテク株ではソニー(6758)が買われました。また、オリエンタルランド(4661)が値を上げて再び上場来高値を更新しています。



新興市場(東証マザーズ)では、手間いらず(2477)が急反落し、ブライトパス・バイオ(4594)も反落しました。一方、識学(7049)が急騰し、SOU(9270)も急騰して引けています。



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