■【東京株式市場】 2020年7月20日



ダイキン工業が再び上場来高値を更新! 日経平均株価は3日ぶり...の画像はこちら >>

■株式市場の振り返り-日経平均株価は3日ぶり小反発、連日で2兆円割れの厳しい薄商い



2020年7月20日(月)の主要指標(カッコ内は前日終値比)



  • 日経平均株価 22,717円(+21円、+0.1%) 3日ぶり小反発
  • TOPIX 1,577.0(+3.1、+0.2%) 3日ぶり小幅反発
  • 東証マザーズ株価指数 987.7(+2.7、+0.3%) 3日ぶり反発

東証1部上場銘柄の概況



  • 値上がり銘柄数:1,320、値下がり銘柄数:771、変わらず:80
  • 値上がり業種数:16、値下がり業種数:17
  • 年初来高値更新銘柄数:48、年初来安値更新銘柄数:5

東証1部の出来高は9億1,893万株、売買代金は1兆6,776億円(概算)となり、いずれも先週末より減少しました。



新型コロナへの懸念が残る中、目立った材料に欠けるため、通常の週初よりも様子見スタンスが強まりました。

出来高は連日で10億株を下回り、売買代金も連日の2兆円割れとなる厳しい薄商いとなっています。



そのような中、日経平均株価は方向感に乏しい値動きとなりましたが、最後はわずかに上昇して3日ぶりの反発で引けました。取引時間中の高値は22,788円(+92円)、安値は22,580円(▲116円)となり、値幅(高値と安値の差)は約208円となっています。



なお、TOPIXも同じような値動きで3日ぶりの小幅反発となりました。



■東証マザーズ株価指数は3日ぶり小幅反発、売買代金は66日連続で1,000億円超え



東証マザーズの出来高は1億822万株、売買代金は1,545億円となり、いずれも先週末より減少しました。個人投資家の物色意欲が急減したわけではありませんが、新興市場でも連日の模様眺めムードとなりました。売買代金は66日連続で1,000億円を上回りましたが、2,000億円を大きく下回る水準に止まったようです。



なお、一部主力銘柄に買戻しが入ったことで株価指数は小幅反発となりましたが、終値で1,000ポイント回復はなりませんでした。



NEC富士通が揃って年初来高値を更新、GoToの東京除外でJALなど大幅続落



個別銘柄では、東京エレクトロン(8035)やファナック(6954)など指数寄与度の高い大型株が上昇し、世界的なエアコン需要拡大期待からダイキン工業(6367)は再び上場来高値を更新しました。



また、ハイテク株ではDX(デジタルトランスフォーメーション)事業強化が進むNEC(6701)と富士通(6702)に買いが集中し、揃って年初来高値を更新しています。



その他では、ドラッグストア株の一角が再び物色され、ウエルシアホールディングス(3141)が大幅高で上場来高値を更新したのが目を引きました。



一方、「Go To トラベル」対象から東京発着が除外された懸念が根強く、九州旅客鉄道(9142)が年初来安値更新となり、西日本旅客鉄道(9021)や東海旅客鉄道(9022)などJR株が大きく値を下げ、日本航空(9201)とANAホールディングス(9202)も大幅続落となりました。



また、エイチ・アイ・エス(9603)が一時▲5%安に迫る急落となり、本来は「Go To トラベル」とあまり関係のないオリエンタルランド(4661)も値を下げています。



新興市場(東証マザーズ)では、メルカリ(4385)が一時急騰し、ザラバ値を含めて8日連続の年初来高値更新となりました。



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