資産運用というと、なんだか年配の方やシニアが行うイメージがあるかもしれません。ここ数年で老後資金が話題になったり、2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響もあって、将来的なお金のことを考える機会も増えています。

それは若年層であっても同じなのかもしれません。



㈱テスティーの「【2020年】貯金・資産運用に関する調査」( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000172.000013425.html )をもとにして、20代の貯金や資産運用についての考えをまとめていきます。



■貯金をしている20代は7割以上



チャットボットを活用した広告・ネットリサーチ事業展開する㈱テスティーが行った「【2020年】貯金・資産運用に関する調査」で貯金をしているかどうかを聞いたところ、貯金をしている20代は、男女共に7割以上であることがわかりました。男性では71.4%、女性では77.3%と女性の方が若干多くなっています。



■20代の貯金額は10万円~50万円未満が最多



貯金をしている人に貯金額を聞くと、最も回答が多かったのは「10万円~50万円未満」で、男性では23.8%、女性では24.8%との結果が出ています。



男性の場合次に多かったのは「10万円未満」で21.0%、「100万円~300万円未満」の19.2%と続きます。女性の場合は「100万円~300万円未満」が23.9%、「300万円以上」が17.9%となりました。



増える20代の「資産運用」、もっとも多い運用方法とは?

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20代の貯金額について 出典:TesTee(テスティー)調べ



■資産運用をしている20代は、どれくらいいる?



資産運用をしているかどうかに関しては、「資産運用をしている」と回答した男性は29.0%、女性は16.1%となっています。2019年の調査においては、資産運用をしている男性は21.2%、女性は8.2%でした(※1)( https://lab.testee.co/asset-management )。これと比較をすると、男性は7.8pt、女性は7.9pt増えていることがわかります。



■20代の資産運用方法、最も活用されているのは?



資産運用をしていると回答した人にその方法を聞いてみると、男性が最も活用しているのは「株式」で53.1%、女性の場合には「投資信託」で48.8%とわかりました。



男性の場合、次に多かったのが「投資信託」で46.25、「仮想通貨」の18.3%、女性の場合には「株式」が39.2%、「積立(銀行・郵便局)」が20.5%との結果が出ています。



増える20代の「資産運用」、もっとも多い運用方法とは?

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20代の資産運用の方法について 出典:TesTee(テスティー)調べ



■まとめ



20代では貯金をする人が7割以上となり、まずは安全に貯めていくことが意識されているのかもしれません。一方で資産運用をする人も増えてきていますから、「お金を増やす」ことも着目されているようです。20代には「時間」もあります。これを有利に活用できることが、若年層の強みの1つではないでしょうか。



【参考】

「【2020年】貯金・資産運用に関する調査」( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000172.000013425.html ) TesTee(テスティー)調べ



■調査期間:2020年10月6日(火)
■調査対象:20代 / 男女 / 自社モニター会員
■調査項目:〈基本項目〉貯金の有無/貯金額/貯金方法
      〈資産運用〉資産運用有無/資産運用のきっかけ/資産運用方法/資産運用意欲



(※1)「【2019年】貯金・資産運用に関する調査」( https://lab.testee.co/asset-management ) TesTee(テスティー)調べ



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