冬場の暖房器具の1つエアコン。暖かいのは嬉しいのですが、電気代が気になりますよね。

しかも2020年の冬は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響もあって、在宅時間も増えそうです。そうなると必然的にエアコンをつける時間も増えそう…。ああ電気代がとため息が出てしまうかもしれません。でもエアコン暖房の電気代を上手に節約する方法もあります。三菱電機 霧ヶ峰PR事務局の「エアコンの使用時間と電気代に関する調査( https://kyodonewsprwire.jp/release/202011167198 )」をもとにして、節約のポイントを紹介していきます。



■例年と比べて電気代が増えた人は半数以上



2020年はCOVID-19の影響によって在宅時間が増え、結果的にエアコンを使う時間が増加、そして電気代もアップという流れができてしまいました。三菱電機 霧ヶ峰PR事務局の「エアコンの使用時間と電気代に関する調査」で詳しく見ていくと、7月~8月期で例年よりも在宅時間が増えた人は64.8%となり、1日あたりのエアコンの使用時間数が増えた人は54.3%、例年と比較して電気代が増えた人は53.5%となりました。半数以上が電気代が増えたと実感していることがわかります。



■約4人に1人はエアコン暖房の電気代が高いと思っている



エアコンに対する悩みや不満を聞いたところ、「エアコン内部の汚れ(カビ)が気になる」が27.3%、次いで「電気代が高い」が26.2%、そして「暖房の暖まりが悪い(暖まるまでに時間がかかる)」が20.4%との結果が出ています。



エアコン暖房の電気代は高い?冬場のエアコン節約術5選

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エアコンに対する不満について(出典:三菱電機 霧ヶ峰PR事務局の調査より)



またCOVID-19による働き方や生活スタイルの変化によって、2020年の冬のエアコン暖房で気になることを質問すると、「電気代が高くなりそう」が52.3%、「ウイルス対策」が30.8%、「室内の乾燥」が30.7%となりました。電気代を気にする人が半数以上になり、節約意識も高まりそうです。



■電気代の節約5つのポイント



暖房の電気代が高い悩みを解消するには、5つのポイントがあります。



風向は「下吹き」で、風量は「自動」に設定する

暖房がついている時の風向を下向きにすることで、暖気の舞い上がりを抑えることができます。空気の特性として、冷たい空気は下に溜まり、暖かい空気は上にいきます。もし上向に風が出るようにしてしまうと、天井付近にばかり暖気が溜まってしまうことになるのです。ちなみに吹き出しの角度は水平に対して60°以上下向きにすると効果的です。(※1( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000047151.html ))



最初から部屋全体を暖めようとしない

暖房代の節約効果としては、ソファーなど人がいる場所に向けて左右フラップを調整しながら、足下周辺を素早く暖めることも挙げられます。足元が暖かいと人は寒さを感じることなく過ごすことができます。設定温度が1度違うだけで、エアコンは10%省エネになるため、最初から部屋全体を暖めようするのではなくピンポイントを狙いましょう。(※2( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000047151.html ))



フィルターが汚れていないか確認する

フィルターが汚れていて、目詰まりがあると暖房の効果が下がってしまいます。定期的に掃除をしておきましょう。



室外機の周辺に物を置かない

室外機の吹き出し口や吸い込み口の近くに物があると、空気の循環が悪くなってしまいます。暖房効率も悪くなりますし、電気代もかかってしまいます。



日中は日光を入れる。夜間はカーテンやブラインドで熱の漏れを防ぐ

日中に部屋の中に日差しが入ると部屋が暖まります。夜になってカーテンなどでその熱を逃さないような工夫をしましょう。



■これからエアコンを買うならば、ここに注目!



これからエアコンを買う予定があるならば、「省エネ基準達成率」に着目してみるのも良さそうです。

これは省エネ法(※3( https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/summary/ ))で定められた製品ごとの省エネ性能の目標基準値を、どのくらい達成しているかを示しています。この値が大きいほど省エネ達成率が高いので、電気代の節約につながります。



■まとめ



これからの季節はエアコンの暖房を使う機会がますます多くなります。電気代の節約も意識されますが、今回紹介したようなポイントを押さえてエアコンをチェックしてみてはどうでしょうか。ただあまりにも節約を意識しすぎると、寒い部屋で過ごすことになったり家庭の雰囲気が悪くなってしまうかもしれません。無理のない範囲での節約を心がけましょう。



【参考】

「エアコンの使用時間と電気代に関する調査( https://kyodonewsprwire.jp/release/202011167198 )」三菱電機 霧ヶ峰PR事務局



【調査概要】
調査対象者:東京都・大阪府に在住の30-59歳の既婚の男女で、自宅にエアコンを設置している方600名
調査方法:インターネット 
調査期間:2020年10月9日(金)~10月11日(日)

(※1)(※2)「エアコン暖房を効率よく快適に使用できるポイント( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000047151.html )」 三菱電機 霧ヶ峰PR事務局
(※3)「省エネ法の概要について( https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/summary/ )」 経済産業省資源エネルギー庁



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