2~5年で機種変更が必要になってくるスマホ。定期的に新しいモデルが発表されるので毎年でも買い替えたくなってしまいますが、決して安いものではありませんよね。
スマホの機種代金を節約するにはどのように購入するのがいいのでしょう?携帯ショップで買うべきか、オンラインで買うべきか。
今回はおすすめの方法をご紹介していこうと思います。
■店頭購入とキャリアオンラインショップ購入の違い
機種変更は携帯ショップの店頭で行う方も多いかもしれません。しかし店頭での機種変更には「手数料」が必要で、さらに店舗や機種によっては「頭金」が上乗せされる場合があります。
以前はデータ移行や初期設定をスタッフにサポートしてもらいながらできましたが、現在は大手3社ともに各種設定等が有料になっています。
データ移行と各SNS(LINEなども含む)の引継ぎなどを合わせると、購入する機種にもよりますが店頭での機種変更時にはプラス3~4万円ほどかかってしまうこともあります。
各社のオンラインショップで機種変更の手続きをすれば、手数料(と頭金)はかかりません。それだけで3000~2万円ほどお安くなるでしょう。
データ移行や初期設定にどうしてもサポートが必要であれば、オンラインで購入して受け取りを店頭にしておけば手続きも簡単です。必要な設定だけ有料のサポートを受けるようにしてください。
■大手3社の分割購入割引で約半額に
機種にもよりますが、各通信事業社で取り扱っているスマホの中には、メーカーから購入できるものもあります。例えばiPhoneですが、Appleでの販売価格と各通信事業社の販売価格は異なり、Appleの価格より高く設定されています。
ただし大手3社には割引プログラムが用意されており、2年でスマホを返却することで約半額の支払いで済みます。
1~2年で機種変更したい、スマホを手元に置いておく必要はないという方には、割引プログラムをうまく活用していく方がオススメです。
スマホを返却したくない方にはこの割引プログラムは使えませんので、メーカーやネット通販で比較をしながら購入するのがお得な購入方法になります。
※楽天モバイルはAppleと同額での販売、割引プログラムは楽天カードでの購入のみになります。
■機種変更のタイミングで各社の乗り換え特典を活用する
特に契約する回線にこだわりがなければ、機種変更のタイミングで通信事業社を乗り換えて特典を活用していくとお得になります。
大手3社とも定期契約(2年縛り)の新規受付は終了しており、docomoはほぼすべてのプランで解約金が撤廃、auとSoftbankも順次撤廃となります。
定期契約と解約金がなくなったことで、ユーザーは自由に通信事業者を選んで乗り換えやすくなりました。逆に企業側は顧客を抱え込みたいので、機種代金の割引は乗り換えが最もお得になっています。
乗り換えがしやすくなったとは言え、短期間での解約→乗り換えは今後の契約審査に影響する場合があるので注意してください。明確な日数は公表されていませんが、やはり1年以上は継続しておいた方がいいでしょう。
■機種購入と回線契約は別物である
2019年に総務省は、料金プランと機種代金を分離させるようにと法改正をしました。さらに機種代金の割引上限を2万円(税抜き)と制限しました。
回線契約と機種購入はセットのイメージがありますが、総務省の意図としては、機種も回線もそれぞれユーザーが自由に決められるようになることでしょう。
しかしこれも実はまだまだハードルが高く、どこで購入したら安いか?というのは個々の情報収集と判断が必要とされます。
■スマホの代金を節約するには
・機種変更のタイミングで他社乗り換え特典を利用
(→通信事業者を変えても大丈夫な方)
・割引プログラムで実質約半額の負担
(→スマホを返却しても問題ない方)
・オンラインショップにて購入
この3点がおすすめの方法ですが、ご自身のスマホの利用方法に適しているかどうかは確認してください。
■参考資料
- 総務省「電気通信事業法の一部を改正する法律の施行に伴う関係省令等の整備について」( https://www.soumu.go.jp/main_content/000628680.pdf )