就職・進学など、春から始まる新生活に向けた準備を始める人が増える時期。銀行口座やクレジットカードを新たに作る方も多いでしょう。



銀行やカードブランドを選ぶ基準は人それぞれですが、両者の「組み合わせ」を考えたチョイスは、連携サービスの面からもメリットが多そうですね。



今回は、「楽天カード(※編集部注)」と「楽天銀行」を紐づけしてセットで活用した場合のメリットを中心にお伝えしていきます。



【参考記事】楽天カードの「8つのメリット&3つのデメリット」特長と注意点を分かりやすく解説 ( https://limo.media/articles/-/27145 )



■「楽天カード×楽天銀行」の紐付け、5つのメリット



さっそく、楽天カードと楽天銀行をセットで利用することで得られる「5つのメリット」をご紹介しましょう。



  • 普通預金金利が大手銀行の40倍
  • 楽天市場での還元率が4%に
  • 毎月最大9ポイントの楽天ポイントがもらえる
  • 引き落とし不能を防ぐ「口座振替事前お知らせサービス」
  • 入会時に200ポイントがもらえる

それぞれのメリットについて見ていきましょう。



■「楽天カード×楽天銀行」の紐付け、5つのメリットを解説



■メリットその1:普通預金金利が大手銀行の40倍にも



楽天銀行では、普通預金金利が大手銀行の40倍と、非常に高い金利で利用することができます。



大手銀行では、0.001%の金利が適用されている銀行も多いですが、楽天銀行では0.02%~0.1%の金利で利用できます。



0.1%の金利はマネーブリッジ(※)の設定が必要ですが、楽天カードと楽天銀行を紐付けし、カード利用金額の引き落としがあれば0.04%の金利が適用されます。



そのため、楽天カードと紐付けしておくことで、大手銀行の40倍で普通預金金利が適用されます。口座残高が多い人ほどメリットも大きい特典と言えるでしょう。



※マネーブリッジ:楽天銀行と楽天証券との口座連携



■メリットその2:楽天市場での還元率が4%に



楽天カードの利用代金の引き落としを楽天銀行口座に設定と、楽天市場では還元率が1%プラスされます。



楽天カードの基本のポイント還元率は3%。そこに楽天銀行からの引き落としによって1%還元が加わるため、楽天市場での還元率はいつでも4%になります。



■メリットその3:「毎月最大9ポイント」楽天ポイントの付与



楽天銀行では「ハッピープログラム」という会員特典が設けられています。



楽天カードと紐付けしておくことで、会員ランクが上がりやすくなり、毎月最大9ポイントの楽天ポイントがもらえるのでお得です。



  • スーパーVIP :9ポイント
  • VIP:9ポイント
  • プレミアム:6ポイント
  • アドバンスト:3ポイント
  • ベーシック:3ポイント

上記のように、5つの会員ランクに分かれており、利用残高や楽天カードや給与口座としての支払い・受取などの利用実績に応じてランクが決められる仕組みです。



楽天カードでの買い物とは別にポイントが付与されます。



■メリットその4:引き落とし不能を防ぐ「口座振替事前お知らせサービス」



楽天カードと楽天銀行を紐付けしておくことで、万が一、普通預金残高が引落予定金額に満たないおそれがある場合、事前にメールでお知らせしてくれるサービスがあります。



クレジットカードの支払いが遅れると、信用情報に傷がつきます。早めに残高不足に気付くことで、信用情報を守ることにも繋がります。



■メリット5:入会時に200ポイントがもらえる



楽天カードの口座を楽天銀行に設定することで、200ポイントがもらえるキャンペーンも常時開催されています。



楽天カードと楽天銀行を同時入会時にも適用されます。



エントリーが必ず必要になるため、忘れずにエントリーしてから200ポイントをもらうようにしましょう。



■楽天銀行を使うメリット



楽天銀行を使うメリットとしては、以下の3つが挙げられます。



  • 提携しているATMが多い
  • 給与口座に登録すると、他行振込手数料が月3回無料に
  • 楽天グループでのサービス連携が豊富

それぞれのメリットについて見ていきましょう。



■提携しているATMが多い



楽天銀行では、提携しているATMが非常に多く、利便性が高いネット銀行といえるでしょう。



  • セブン銀行
  • イオン銀行
  • ローソン銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • みずほ銀行
  • ゆうちょ銀行
  • ステーションATMパッとサッと 
  • E.net
  • ビューアルッテ

上記ATMで全国約10万台もの提携ATMがあるため、利用しやすいのが特徴です。



■給与口座に登録すると、他行振込手数料が月3回無料に



楽天銀行を給与口座として設定するだけで、他行への振込手数料が「月3回無料」となります。



また、使わない月があれば、2回分までは翌月に繰り越しできるため、最大5回まで振込手数料が無料で利用することも可能です。



■楽天グループでのサービス連携が豊富



楽天カードと紐付けるだけでもメリットが多い楽天銀行ですが、楽天証券や住宅ローン、カードローンなど、楽天グループでのサービス連携が豊富です。



前述した普通預金金利が最大の0.1%で利用できる「楽天証券マネーブリッジ」を設定することで、優遇金利が適用されるなど、特典が満載です。



■楽天銀行に感じやすい「デメリット2つ」



一方、楽天銀行を使うデメリットとしては、以下のようなものが考えられるでしょう。



  • 実店舗がない
  • 口座残高が少ないと手数料が発生する

それぞれのデメリットについて見ていきましょう。



■実店舗がない



楽天銀行は、ネット銀行なので実店舗を持ちません。



相談したい時や手続きをしたい時など、店舗で直接聞くということができません。よって、トラブル発生時などの解決手段が電話やネットのみになる点については、やや不便に感じるケースがあるかもしれません。



■口座残高が少ないと、ATM利用手数料が発生する



楽天銀行では、口座残高に応じたハッピープログラムの特典があることはお伝えしましたが、口座残高が少ないとATM利用手数料がかかってしまうため注意が必要です。



楽天銀行ハッピープログラム「ATM手数料無料回数」

楽天カード×楽天銀行「紐付けで便利な5つのメリット」楽天銀行の意外な落とし穴2点もチェック!



楽天銀行:ハッピープログラム(楽天ポイント・手数料優遇)を参考にLIMO編集部作成




上記のように、口座残高10万円未満であれば、ATM利用手数料が発生します。よって、口座残高によってはあまりメリットを感じない場合もあるでしょう。



  • ※「ATM手数料無料回数」および「他行振込手数料無料回数」の進呈は、毎月1日への日付変更後に順次実施。よって、日付変更後すぐには進呈されていない場合がある。毎月1日にATMや振込みを利用する場合には、無料回数特典が進呈済であることをあらかじめ確認して利用する必要がある
  • ※取引件数の反映は原則としてサービス利用の2日後
  • ※楽天銀行デビットカード取引はハッピープログラムの対象外。従って、デビットカード利用に対するポイント還元は、獲得倍率アップとはならない

■「紐づけのメリット」は、クレカと銀行選びの基準のひとつ!



今回は「楽天カードと楽天銀行」を紐づけして活用した場合のメリットを中心に解説してきました。



楽天銀行は、楽天カードや楽天証券を始めとする「楽天グループ」各サービスと連携することで、よりお得に使うことができます。



特に、普通預金金利が高い点や、楽天市場での還元率のアップに、身近なお得感を覚える方も多いでしょう。



「楽天カード・楽天銀行のユーザーだけど、まだ紐づけしていない」「これから楽天カード・楽天銀行を使おうと思っている」という人は、ぜひセットでの活用を検討してみるとよさそうですね。



■参考資料



  • 楽天銀行ホームページ( https://www.rakuten-bank.co.jp/ )
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