コロナの次は世界的エネルギー危機。リスクオフのドル安でドル/円は111円台維持できず
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今日のレンジ予測

[本日のドル/円]上値メドは111.65下値メドは110.30

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 4日(月曜)のドル/円は「円高」続行。 高値111.30円、安値110.82円、1日の値幅.48円。 
この日は110.91円からスタート。東京時間から何度か111円台を試したあと、欧州時間に111.30円をつける。米10年債利回りが1.51%近辺まで高くなり111円の必要条件を満たしたことも理由になりました。しかし、原油価格の急騰を背景に資源通貨が対ドルで上昇するなかで再び111円を割ると110.82円まで下落。終値は110.92円(前日比▲0.15円)


 今日のハイライトはRBA(豪準備銀行)の政策会合。RBAは2024年までは政策金利据え置きのスタンスですが、マーケットは2022年の利上げを織り込み済。国内では低金利を背景に不動産バブルが発生しつつあり、借り手の所得や資産の審査をせずに融資するいわゆる「うそつきローン」が横行する状況。金利据え置きは近い将来見直されると考えているからです。


 一方で、中国の景気減速が豪経済を直撃するおそれが高く、RBAは簡単に利上げもできない状況。資源価格の上昇にもかかわらず豪ドルのパフォーマンスが冴えないのは、 NY株価の下落や恒大集団の破綻リスクの不安の方が大きいせいもあります。


 緊急事態宣言が解除された日本では、1年半ぶりに明るいムードが戻ってきたようですが、明るい年末になると安心してはいられない。コロナの次はエネルギー危機とインフレがやってくるからです。中国の北京では電力不足で計画停電を実施、インドも停電は避けられない状況。欧州では、天然ガス価格の急騰でガス料金が今年の初めに比べて400%(!)も値上り。英国では逆ザヤになったエネルギー供給業者がばたばたと倒産しています。そのなかでOPECプラス(石油輸出国機構プラス)はこの日、原油消費国の増産要求を無視して毎月日量40万バレルを維持。NYの原油先物価格は7年ぶりの高値をつけました。


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