JR東海生涯学習財団が、日本画家「山口蓬春」の記念館を運営しています。なぜ鉄道会社が運営に関わることになったのでしょうか。
公益財団法人のJR東海生涯学習財団が、御用邸などで知られる神奈川県葉山町で「山口蓬春記念館」を運営しています。
山口蓬春(やまぐちほうしゅん)は1893(明治26)年に生まれ、東京美術学校(現在の東京藝術大学)では西洋画科から日本画科へ転科し、首席で卒業。戦後、日本画へフランス近代絵画の解釈を取り入れた知的でモダンなスタイルを確立し、1965(昭和40)年に文化勲章を受章。1968(昭和43)年には皇居新宮殿の杉戸絵「楓」を完成させました。そして1971(昭和46)年、葉山町の自宅で亡くなっています。
左は新幹線N700S、右は山口蓬春『望郷』より(2021年6月、恵 知仁撮影)。
なぜJR東海の財団が、日本画家の記念館を運営しているのでしょうか。
かんたんにいうと、平成初期にJR東海が社会貢献活動を行うにあたって、当時の社長である須田 寬さん(現・JR東海 顧問、「鉄道友の会」会長)の父親が洋画家だった縁から、そのとき作品が散逸する可能性もあった山口蓬春の記念館を運営することになったそうです。
山口蓬春記念館(2021年6月、恵 知仁撮影)。
記念館は1991(平成3)年、葉山町の山口蓬春自宅に開館。その作品や、モチーフになった陶器などが展示されているほか、山口蓬春が暮らし、作品を生み出した空間そのものを感じられるのも、大きな見どころになっています。
現在は記念館になっている山口蓬春の自宅建物は、近代数寄屋建築の名匠とされる吉田五十八が設計。特にその画室は、圧巻でした。開口部分がとても大きく、飛び込んでいくる庭の風景が、迫力ある絵のようです。また、収納できる大きな引き戸で明かりを調整可能に工夫されています。
山口蓬春の画室(2021年6月、恵 知仁撮影)。
画室には絵皿なども並べられ、往時の創作風景が浮かび上がってくるよう。新緑が鮮やかな庭園は、季節ごとに花が咲くそうです。訪問時はアジサイが咲き、大きな梅の実がなり、早春の風景も思い起こされました。
神奈川県立近代美術館の葉山館に展示されていた山本正道「遺跡の見える風景」(2021年6月、恵 知仁撮影)。
「山口蓬春記念館」のすぐ近くには、神奈川県立近代美術館の葉山館も立地しており、また違ったアートをあわせて楽しむことができます。
レストラン「ラ・マーレ」のメニュー。サワラを天ぷら風に(2021年6月、恵 知仁撮影)。
葉山町は御用邸やそうした美術館のほか、別荘地やマリンスポーツなどでも知られる地です。葉山マリーナ近くの、フランス風創作海辺料理を楽しめるレストラン「ラ・マーレ」など、食も充実。葉山町に鉄道は通っていませんが、JR逗子駅、京急逗子・葉山駅から路線バスが出ています。

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