警告無視の貨物船に“実力行使”

 アメリカ中央軍は2025年4月20日、公式X(旧Twitter)において、アラビア海でアメリカ海軍が貨物船を停船させ、海兵隊の部隊が乗船する様子を撮影した動画を公開しました。

【まるで映画だ…】海兵隊がヘリで強襲する“緊迫の動画”を見る

 この船は貨物船「M/Vトゥスカ」で、海兵隊が乗り込むのに先立ち、アメリカ海軍の駆逐艦「スプルーアンス」から砲撃を受けています。

「M/Vトゥスカ」はイランのバンダルアッバスに向かう途中、アラビア海北部を時速17ノットで航行していました。

 アメリカ軍は約6時間にわたり複数回の警告を行いましたが、同船はこれを無視して航行を継続。そのため、アメリカ軍は「M/Vトゥスカ」の機関室に向けて数発の砲弾を発射し、推進装置を停止させました。

 その後、第31海兵遠征部隊に所属するアメリカ海兵隊員が、命令に従わなかった同船に乗り込み、現在、「M/Vトゥスカ」はアメリカ軍の管理下に置かれている模様です。

 今回の一連の動きは、アメリカ軍が2026年4月13日から実施している対イラン封鎖の一環として行われたものです。この作戦は、イランや同国に出入りする船舶を対象に、臨検や進路変更の命令、積荷の没収などを行うというものです。

 国防総省は今回の件について、「米軍は、遵守を確実にするため、慎重かつ専門的で適切な方法で行動した。封鎖開始以来、米軍は25隻の商船に対し、引き返すかイランの港に戻るよう指示した」と発表しています。

編集部おすすめ